公開投稿

2024.12.10 10:00

パレット管理:メイキング

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はじめに


○回ロと書いてまわろと読みます。

 色数が厳しいハードのドット絵仕事をしていた、古いタイプのドッターです。

 256色なんて使いきれない半分でいい。


 色数が厳しかったので、パレット管理は必須でした。

 パレット管理 言葉は聞いたことあるかもしれません。めんどくさそうですよね。


 言葉はめんどくさそうですが、バリエーションの多いものを作ったり、

 小さいアイコンたくさん描いたり、のちのち色調整が入るかもしれないドットを描くには

 とても使い勝手が良いデータを作ることができます。


 ・普段アプリのテンプレートのパレットをつかっている

 ・フルカラーでドット絵を打っている


 という方に向けて、1からパレットを作りながらドットを打つ過程をざっくり→2Pカラーを作る、という流れを載せます。


準備

 

○今年はダッフルコートを買うつもりだったのに、流行ってなくて

 売り場になかった悲しみをバネにダッフルコートちゃんを描くことにします。


 コート、帽子、タイツ、髪の毛、肌の色のカラーバリエーションをを作る前提で作成します。

 わかりやすいように、16色縛りとします。


 使用するソフトはEDGE2 EDGEのシェア版です。無料版のEDGEでも今回紹介する範囲は同機能があります。

 パレット編集機能の高さは私の知る限りではピカイチです。Aspriteもこれになってほしい。


○完成状態です。画像とパレットのカラーのまとまりをご確認ください。

 これを作るまでの過程をざっくりと、パレット整理を中心に作成する過程を載せていきます。



 

○非表示にしていますが、パレットにはパレット番号がこのように割り振られています(1)

 パレットツールの説明。項目は多いのですが、表示しているのはこのぐらい。背景色は基本0.0番で固定で描いています(2)





新規ファイル〜仮配色まで

 

 1.新規ファイル パレットは全て黒で作成します。 ラフのための一時的なパレットを作ります。

 

 ・0、0番に固定の透過色

 ・背面に敷いておくための白

 ・ラフ描き用の薄い灰色


 2.ラフを描きます。背面と描画レイヤーは分けておきます。わたしのラフはこの程度…



 3.適当すぎるラフからレイヤー数枚を経て 線画完成 



 4.色を配置します。仮色は適当で構いませんが、

  似たような色でもカラー番号を分けておきたい色は別々のカラーで。


 

 5.影色が必要になりそうな色は間隔を開けるなど 軽く配置を変えます。

  パレットのカラーのみを整理する時は、画像と連動しないようにSyncボタンは押しっぱなしで。

  グラデーションで並べられそうだったら並べてしまいます。靴は濃い灰色にしました。




パレット整理しながら描きこみ〜完成 


6.ここから都度都度カラーを作成⇨整理しながら書き込みを進めていきます。

 影色などをあらかじめ作っておくことはしません。必要になったら作成します。

 

・カラーのコピー

 基本の色から色をコピーして調整 影色を作ります。



・カラーの移動

 髪の毛の色、明るい色が欲しくなったので一色隣に移動します。


 

・カラーの置き換え

 コートに色がもう少し欲しくなったので、分けておいた靴と留め具の色を統合します。

 

 ・変化がわかりやすいように留め具の色を黄色に変えます(やらなくてもいい)

 ・EDGE2では『イメージ』の『色の置き換え』から『一色→一色の置き換え』

 ・EDGEでは『イメージ』の『特殊効果』から『色番号を他の色番号へ置き換え』⇨『一色→一色置き換え』



 7.この作業の繰り返しで、カラーの編集をしながら描き込んでひとまず完成。

  最終的に留め具(トグル)のカラーと髪の毛のカラーが共通、靴は黒になりました。



どうしてバレット整理をするのか 


 1色1色を最大限に利用するため。パーツ毎に割り当てるカラーを別にしておけば、いくらでも調整が可能です。

 ふちどりを参照するカラーを、同じ黒でもあちこちのカラーで描くのではなく1色にまとめておけば、

 ふちどりの色違いをワンアクションで作ることができます。

 カラー調整の作業コストを大幅に下げておくことで、無限に調整することが可能です。

 (それはそれでハマっちゃったりするんですけども) 

 ケースの中の色鉛筆はグラデーションに並べられていた方が使いやすいでしょ?


 次ページでその最大限の利点、カラーバリエーションを作っていきます。ページ長くなっちゃうので分けました。