みよちの旅路
第一話 みよち旅に出る
ナゴヤの町工場で働いていた少女みよちが、作業に必要なマグネジのストックが切れたのをきっかけにマグネジがあるとされるはるか西の街、ナンバを目指そうとする。
しかし、ナンバに行くには現状鉄道しかなく、その鉄道に乗るには交通手形遺伝子を網膜に書き込む必要があった。
そのためみよちは、名古屋でそれを書き込むことができる唯一の人物、錫鍍金(すずめっき)博士の元へ行き、彼の出した条件を飲んで交通手形遺伝子を書き込む。
女の子一人では流石に危ないと博士もついてくることになったが、その旅路は二人が思っていたよりも過酷なものになりそうだった。
この作品は、コミティアなどのイベントで頒布したものと同じものになります。(初出:コミティア150)
今度の文学フリマ東京41でも頒布予定です。なおこの第一話に関しては文学フリマ終了の翌日をもって頒布から一年が経過したため全文を公開いたしました。
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