みよちの旅路

第二話 万年黄昏町の彫師(文学フリマ41サンプル)

 ヨッカイチという昼なのに夕方の様な空模様の街についたみよちは、列車行き違いの待ち時間で幼馴染のクワナ・シラコに会いに行く。彼女の仕事用の道具が壊れてしまったので、みよちは近くの廃工場から部品をかっぱらいに向かうが、彼女はそこで光線銃らしきものを作成する。一方錫鍍金博士は自分をイレギュラーと名乗る男に対峙し、危うく殺されそうになるが、みよちが廃工場で試し撃ちで放った光線銃の光弾が偶然にもイレギュラーに命中して事なきを得る。彼はみよちが作ったその武器を「どえりゃあビームガン」と名付けたのだった。

この作品は、コミティアなどの同人イベントで頒布したものと同じものになります。(初出:コミティア151)
今度の文学フリマ東京41でも頒布予定です。

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