四季
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冬-寒牡丹
無骨でいて繊細 人の手は要らぬと
其の身の葉を落とし 他の者を置き去り
彼は永遠に返り咲く
春-針槐
偽物と謗られ、身に棘を宿して突き放した。
せめて、この棘が青く柔いうちに全て取り除いてくれたら唯の槐でいれたかもしれないと、まだ人を望む香り、鬱鬱たる。
夏-夏椿
上枝は天を指し高く伸び、咲いては香り、その全てを衒わず。一夜にして落つる、たまゆらの夢。
秋-銀杏
あなたを災いから防げたら良い
あなたが少しでも楽しんでくれたら良い
あなたに、幸せが降り注ぐよう
ずっと祈っている。
(植物の時期と性質でそれぞれチョイスしました。花言葉は知りません。)