白紅茸2
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白紅茸の種は子供の頃は普通の魔族や亜人と言った姿をしているのですが、
成体はかなり変わった姿をしていて体色どころか体形や構造ですら変化しています。
まず膝から下はヤギなどに似て爪が前に2本、後ろに2本あります。
これは深い山の中を生息地としており足場の悪い場所でも活動できるように進化したためで、
4本の爪のうち前の爪は武器としての側面もあるためとがっています。
尾はお尻の上部分から伸び年を経るほどに長くなり、それに伴い支えるための「足もどき」が増えていく仕組みです。
額と尾の背の部分には白くて先端が桃色のぷにぷにした茸が生えてきます。
尾の先の方はくいっと上がっているので、歩くときには左右にファサファサと揺れ動きます。
顔はどの個体も可愛かったり美しくまつ毛も長くふさふさとしています。
目はキノコの先端などと同じ桃色をしているのでアルビノではなく白変種タイプ。
遺伝子情報の欠損ではなく進化の過程で、白くなっていったという感じです。