【初出：2019/10/1】

（あらすじ）
　一命を取り留めた銀色髪の猫耳少女の杏璃は桜華の隣で目を覚ました。そして、その後に自身が必死の思いで連れてきた同じ化猫であり幼馴染の乃威のことが気にかかる。
　だが、皆は口揃えて回復するかは本人次第と諦めムードだった。当然納得のいかない杏璃を見て桜華は何とか出来ないかと思う。
「（自分が本当に木之花咲耶姫という神様なら…どうにか出来ないのか…夢の中では、時雅を瀕死から回復させていたではないか）」と、心に強く願うと一枚の花弁が舞う。それに期待を抱いた桜華と時雅。
　そして、伊弉冉のアドバイスで遂に乃威を目覚めさせることに成功して歓喜するのだった。

その後、杏璃と乃威から何が有ったのか聞くと…どうやら乃威の所属する任侠一家で異変があったようで二人で逃げてきたらしい。話を聞いて任侠一家の若頭の金慈が憑き物に憑かれたと判断した時雅は直様、除霊に向かい成功する。その後、桜華は屋敷に帰るとまた不思議な夢を見る。それは、とても悲しい夢だった。
そして、その夢は杏璃が未来に起こることだと同時に変えられる未来でもあると言う。桜華と杏璃は互いに心を通わせ悲しい未来を回避しようと語り合うのだった。

――時、暫く経過した数日後…桜華は久々に会った時雅にドキドキしている所に任侠一家が再び暴れているとの連絡が入る。時雅は顔が赤い桜華に「体調が優れないなら休んでろ」と言い出ていってしまう。残された桜華は、庭の池に泳ぐ鯉を見ながら…いじけている所に思わぬ来客が現れるのだった――

【制作】
原作：睦乃守工房
原案・キャラクターデザイン：朱里すみは
ストーリー構成：笹原真央

この「恋華夢想神奇譚」という作品は、朱里すみはと笹原真央の運営するサイト(サークル)「睦乃守工房」のオリジナル作品であり、著作物です。この作品のご意見や、ご感想は笹原真央の小説ページまたは朱里すみは運営のFANBOXまで。どちらにしていいただいても大丈夫ですので、お気軽にどうぞ♪

キャラクターの詳しい紹介、設定＆ビジュアル

（睦乃守工房FANBOX）https://www.pixiv.net/fanbox/creator/843444

当作品の二次創作作成についてのガイドライン
https://yumekagami-p35.at.webry.info/201910/article_1.html

※表紙画像は、キャラクターデザイン担当の「朱里すみは」の了承を得て使用しています。