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2024.10.29 01:30

ピアノ三重奏曲『契約の鉄鎖』DL付きブログ

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<契約の鉄鎖/フレーバーテキスト>

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魂を隷属させること、愛の代償

君が永遠の果てにも永遠を望むならと

僕は契約を受け入れた、それが偽りのない心

鉄鎖の呪縛が重さが誓いに絡みつく


緩やかに形を失って混沌へと近づいていく世界が

君を傷つけようとしないように

僕は全ての力を望み、力への意志で生きている

それだけのこと――これは世界の終わりの物語。


誰かの願いは裏切りの代償だったのだろう

僕は、ただ君と世界の果てまで行くことを望んだ

どう死ぬかなんて僕は知らない

死してなお、君を守る力を残していくことだけを願っている



O, benedictus ex aqua nostrae.

O, ventus ex spiritus domini.

(われらが水よりの祝福があらんことを)

(風は主の遣わせる聖霊より来たらん)


Kyrie eleison.

O, Deus, conductrum innocentia perpetua vita perspectia magnifica.

(主よ、われらを憐れみたまえ)

(大いなるものを見透す永遠にして無垢なる生命へと導く主よ)




魂の器として神に選ばれることは呪いであり祝福なのか

自らの生命を代償に、星辰の光を生み出し続ける契約の指環

僕は、……この世界の終わりまであなたと歩くと誓ったのだから

人類の黄昏の長き冬の時代を、かがり火ひとつを守るために

われらの上に、星々の導きと加護があらんことを。


僕の命にいつか終わりがくることを悲しむの?

君のために命を削り続けることを、悲しむの?

――でも、それは、僕のいつかが少し早くなるだけだよ

孤独な魂を憐れんだ神様が君を遣わせたのかな

細やかであたたかい感情のすべてを胸に刻んでおきたい


すべての悲しみも、喜びも、血の最後の一滴までも

愛の深さが創るものに捧げるならば

僕はたぶん神の孤独を理解するだろう

システムを張り巡らし、境界に城壁を築き、器に血を通わせる

ただそのために僕は僕の心臓を世界に捧げた

Dona nobis pacem、――と