波間
28
─夜へ急ぐひとへ─
そこに間違いなく 寸分の狂いもなく
必ず 幸せがあるか
気が付いているか
幸せは碧落に またその先にあるべくとして
掌の中を推し量るのがよい
そうすれば結果として
幸せがやってくるのである
虹の下には何もないことを
いつか思い知る日がきますように