公開投稿

2025.08.28 20:00

【感想】球詠第109球

リアルの夏の甲子園の決勝の熱気のさなか迎えた球詠第109話、

こちらはまだまだ熱い戦いが続いています。


前回の感想で言及し忘れたのですが、第18巻に収録されるのは前話第108球までなので、

今話は10月発売の最新刊より先の話ということになります。

前話のラストで同点に追いついて「お?これはもう勝ったな。風呂入ってくる」と半年間風呂に入った単行本派の方々が風呂上りに第19巻の1話目を読み始めて「あれ?」と固まってしまう、そんな最新話が今話(何)。



まずは5回表、新越谷は1アウト二塁で稜の打席から。

二塁走者光が守備の乱れで三塁へ進むと、

犠飛を狙ったタッチアップで本塁へ突入。

しかしセンター美月の返球が捕手のいいところに届いてタッチアウト。

タッチをかいくぐる光のかわいいポーズの甲斐もなく、

今回の美咲の判断は裏目に。

しかし続く打者が京子ということを考えれば、ここでイチかバチかに賭けるのも致し方ない場面だったと言えるでしょう。


ベンチに帰ってくる稜ちゃんを迎える菫と白菊の、ふたり。どっちが正妻なのかな?

こんなときでも軽口を言える仲、いいですね…妄想が加速します😁

…ところでこの流れで次のコマが怜と息吹なのはなんか深い意味があるんですかね?🙄


姫宮ベンチでは追いつかれて気落ちする菊地原さんを宥める金子主将と日高捕手。

5失点のうち4点は美月の失点だし菊地原さんは自責点ゼロで悪くないよ!

新越谷から5点も取れたことは、姫宮的にも想定外だったようです。 

追いつかれたとはいえいい試合をしていることで自信が出て、意気上がる姫宮高校。


からの、光先輩の大ゴマ力投ズパ」!!!!💥⚾️💨


小さい体で全力投球。これが川原光です。

しんこし側と思われる客席から光を褒める言葉が出てきて

私もなんだか誇らしくなります(←?)


しんこしのエースは武田か川原か、は大会直前の背番号騒動でもひと悶着ありましたが

ファンの間にも似た議論がある模様。

この試合、確かに四球を出してませんし、さらに5回の美月で6つめの奪三振。

不運が重なり失点は多いですが、集大成の夏にふさわしい力投をみせていますね💪


ここでタマちゃんのいう「普通の配球」とは、第105球で言及していた

「外に蒔いたあと内角に厳しい直球を入れる」という配球ですね。

試合の最初の頃に、その配球では直球を狙い打ちにされていたので、やり方を一時的に変えていたわけですが

よく考えたら打たれても光先輩の球威なら本来力負けしないんだから、

打ってくるなら打ってみろと、光先輩の球をいつまでも狙って打てると思うなよ😤、と

タマちゃんは、まぁつまりそう言っているわけです。私じゃありません、タマちゃんがそう言ってるのです()


球数増えてきたのであえて打たせて取ってますというところもありますけども。

タマちゃんは、可愛い顔してかなり好戦的。

咲桜戦では遥菜ちゃんの挑発にイラっとしたり、美学戦なんかもヨミそっちのけで諸積とバチバチやりあってましたね。


六回しんこしの攻撃は四回から白菊の代走のあとそのままライトに入っている京子から。

個人的にセーフティバントなどしてくるかと思ったのですが素直に強振にいって空振り三振。

まだエース級相手の打撃は厳しい模様。

俊足ですから、相手のエラーででもなんでもなんとかして塁に出られると、色々できていいんですけどねえ。


代打という手もなくはなかったものの、芳乃は「守備面のリスク」について考えてました。

セリフがちょうど次打者のタマちゃんの打撃に被せてあることから、おそらくはまず捕手、ひいては外野のバックアッパーを考慮したものだと思われます。

現状京子のところで代打を出すとすれば打力のある詩織か瑞帆の二択です。

代打で出したあとは守備に就かせることになるのでどちらにせよ詩織がライトに入ります。

そこで万一、タマちゃんになにかあった場合、詩織が捕手に回ることになりますがそうするとここで外野の経験値を積んでいる外野手がいなくなるわけです。

いま光には打たせて取るピッチングをさせているので外野にも打球がよく飛んでくる可能性があります。

もしヨミのように奪三振が期待できる投手なら、打球が飛んでくる可能性が低くなり外野に小町や蘭々を入れるのは妥協できなくはないところでしょうが、次の試合を考えるとヨミの体力を使いたくはありません。

というもろもろのリスク計算から、逆算して京子はそのまま交代なしという決断になったのだと思われます。


他の試合の経過が分からないのですが、以前の試合の感想記事でも言及したとおり、

順当にいけば姫宮の次にしんこしが対戦する学校はCシード校です。

ヨミを万全の状態でシード校にぶつけたい気持ちはよくわかります。


…「私いけます」「私も」とララ小町が向こうでアピールしていますケド、

芳乃の思考、ダダ漏れすぎじゃないですかね…?🙄


ひととおり球種は確認できたと自分を納得させようとする芳乃、

それを知ってか知らずかまだ何かありそうな表情をする菊地原さん。

光は六回裏、ひとり走者を出すものの後続をしっかり切って取ります。


みんな緊張してるなか、稜ちゃんだけはコーヒーブレイクといわんばかりの楽しそうな守備。

守備がよほど好きなんだなあ。ボールにじゃれるネコみたいでかわいい。


七回表、しんこしの攻撃は1番菫からの好打順。

期待がかかるところですが、

姫宮の菊地原日高バッテリーが立ちはだかります。


菫の、選球眼に優れる特性、を逆手にとり、

続く希には、初披露の変化球、で追い込みます。

希に投じたワンシームですが、

直球から途中で投手の利き手側に曲がりつつ落ちる変化球です。

ようするに軌道はシンカーですが、握りと投げ方がシンカーと違うので事前に情報がなければ菊地原さんの持ち球である直球あるいはツーシームと区別がつかないでしょう。

むしろ新越谷からするとなんだかよくわからない謎の球を、2球目で当てた希の技術力の高さが光ります。

追い込んでからの三球目は菊地原さんの腕に青筋が出る、普段の直球より数段力強い直球。

これも事前のデータにはない球で、希は初見殺しを三球も投げられ無念の凡退に。


この投球の間の菊地原さんのモノローグ、

ここまでの姫宮高校野球部の良さが出ていて良いですね…

小陽と美月、暴力沙汰の新越谷を見限ってやって来たふたりは、1年間出停という苦難を味わいましたけども、

人間万事塞翁が馬、今ではそのふたりのおかげで見るはずのなかった世界を姫宮のみんなが見ているわけです。

ふたりが姫宮に受け入れてもらえてよかったなあ…としみじみ思いますね。


タマちゃんが「もう打たれてたまるか」と力を籠めれば

菊地原さん(と小陽)も「勝つのはウチ」と力を籠め返す。

バチバチの火花が随所に飛び交う一戦になってまいりました。


と感傷にひたっている間に、怜まで凡退し、つい先ほど芳乃が期待した「上位打線」は三人で3アウトに…。

これで七回裏から先は、姫宮に1点勝ち越された時点で負けとなります。

新越谷が勝つためには裏の守備をしのいで、タイブレークを制さねばなりません。


ここで怜が前向きに芳乃と会話する向こう側で、

光と希がなにやら密談らしきものをしていますが何を話しているのでしょうか。

しょんぼりしている希を光先輩が慰めているのかな?


他の子たちは平常心を保っている子、

ギリギリの瀬戸際に緊張を隠せない子、とさまざま。

藤井先生が監督として生徒たちに声をかけて、しんこしは七回裏の守備に就きます。


瑞帆に声をかける怜。一枚、殻を破った先輩らしい落ち着きを感じますね。瑞帆も惚れてしまうのでは

ちなみに怜は誕生日が7月6日なので、この試合の時点で、しんこしの生徒の中で唯一18歳になっています(埼玉の県大会は毎年7月上旬に開催)。

名実ともにお姉さんになりましたね…。あれ、なんか涙が……


対する姫宮ベンチでも、好投した菊地原さんに後輩が抱き着いて感情をぶちまけてます。いいぞもっとやれ

美月のセリフからするとワンシームだけでなく菊地原さんの強直球的な球も隠し玉だった模様。

それを惜しむことなく一気につぎ込んだ姫宮。


かたや、新越谷は次戦やリスクを気にして代打やリリーフを温存しています。

このあとこの差が出たりなんかしてしまうのか。やめて


そんな七回裏、姫宮の攻撃、先頭打者の小陽が怜ばりの綺麗な流し打ちで出塁。

もりあがる姫宮ベンチ!

と、今月はここまで!


くあー!いやな予感がするところで終わった!

ページが短い!(※いつもと同じです)

プクイチ先生の鬼!(←コラ!)



さて…ここからですが、

サヨナラが期待できる姫宮側からすると

まず一番大事なことは三塁に走者を進めることです。

走者二塁では、長打でないと基本的には帰ってこられません。

しかし三塁は違います。

長打はもちろん、単打でも帰ってこられますし、

アウトカウントが1アウト以下ならば犠牲フライにスクイズ、

さらにはアウトカウント関係なしに、エラー、フィルダースチョイス、牽制悪送球、パスボール、ワイルドピッチ、ホームスチール、そしてボーク、と

これだけホームインするチャンスがあります。

走者二塁と走者三塁ではまるでスポーツが違うと言っても過言ではありません。


裏を返すと、新越谷側としてはまず三塁には走者を進めさせないということが肝要となります。

幸いにして姫宮には長打が打てる選手が小陽以外におらず、その小陽はもう走者に出ていますので、あとの選手は小技を駆使して小陽をなんとしても前の塁へ進めようとしてくるでしょう。

新越谷の守備力が試されます。

そういう意味では守備範囲の広い京子を残したのは良かったのかもしれませんね。


もし…、いえ、きっと、その姫宮の攻撃をしのいだならば、八回から延長タイブレークに突入するわけですが、

そうなると新越谷は走者を1塁2塁に置いて理沙からの打順ということなります。

これは理沙の大一番の舞台、くるわよ…!😉

今話で膠着してきたとき芳乃も「こうなると一発が」と言ってましたし!

でもまずバントなのでは


また、試合の描写こそありませんでしたが、夏大会前の練習試合の結果を示すコマの中で秀得という高校と延長タイブレークをしたことが書かれてましたので

新越谷も延長戦は初めてではありません。(白菊も「大会では初」という言い方をしています)

きっとそこでの経験が生かされるに違いないです。きっと!かならず!!


刮目して次号を待ちましょう! 

楽しみですね!!!