公開投稿
2025.09.29 20:00
【感想】球詠第110球
おおおおおおおおお
おおおおおおおおおお
おおおおおおおおおおおおおおお!!!!
・・・・・・失礼しました。
興奮醒めやらぬ球詠第110球の感想です。
おおおおおおおおお!!!
(↑しつこい)
さて、まず試合を順に追ってまいりましょう。
夏の埼玉県大会 第4回戦(※新越谷は3試合目) 姫宮高校戦、
イニングは最終イニング7回の裏、姫宮高校の攻撃。
先頭の金子小陽が出塁したところからです。
その小陽は足で塁を稼いでノーアウト二塁に。
この試合、先頭打者以外には主にまず変化球を蒔いてから直球という組み立てをしている光珠姫バッテリー。
小陽はそれを利用して直球より球速の遅い変化球のタイミングで盗塁をしてきました。
ここで詩織がいてもたってもいられず芳乃に助言を。
詩織のこの言葉はなんとなく我々読者の心を代弁してるような感じがしますね。
光先輩を信じたいがクールに考えれば奪三振率の高い投手を出すべきでは、という。
それに対してここで光先輩を続投させる意味、意図、期待を、芳乃そしてヨミに語らせる。
これにより詩織と同じ意見を持つ読者にも光を応援したくなる雰囲気にもっていっているのだと思います。
私もちょこーーっとだけほんの少ーし不安でしたが、芳乃とヨミがそう言うなら大丈夫という気持ちになりました。
私の頭もナデナデしてほしい
空気読まずにひとつ言うと、ぶっちゃけヨミも公式戦に限ってはイメージほどに奪三振率が高いわけではないのです。
そして光先輩はこの試合、6イニングスを投げて7つ(以上)三振を奪っていますから、そういう意味でも奪三振の期待値で代える道理はあまりないのかもしれません。
美月のゴロの間に走者の小陽は三塁へ進塁。
前回の感想でも書きましたが走者が二塁までと三塁とでは話がまるで変わります。
今まで以上に確実にアウトをとっていく姿勢がなにより大事になってきます。
5番打者後藤さんの打球はタマちゃんのリードで差し込まれ、サード理沙のほぼ定位置へ。
小陽を三塁に釘付けにしながら華麗に手堅く一塁へ送球。打者走者で2アウト目を取ります。
ここで小陽にタッチしに行けなくもないでしょうが、万一微妙なタイミングにでもなりオールセーフになると最悪です。
タッチアウトの不確実性よりフォースアウトの確実性を優先したわけですね。
これで状況は2アウトでランナー三塁ということに。
2アウトなので犠牲フライとゴロ処理中のホームインのリスクは無くなりましたが、それでもまだまだリスクは多いままです。
ここで打者は6番下山さん。前の打席はセンター前にヒットを打っています。
しんこしの光先輩がこの大会が最初で最後の夏であるのと同じく、
姫宮も小陽と美月もこの大会が最初で最後の夏の大会。
そんなふたりに捧げる強い決意とともにバッターボックスに立つ彼女に対し、
巧みなリードで追い込んだタマちゃんは光先輩に最後の一球として全力投球を要求します。
しかし、光先輩の投じた一球はまさかのコースに…!
力が入りすぎて妙なところへボールが行ってしまうあるある。
振り抜く下山さん。
その打球の行方を目で追う光。この光先輩の振り返る姿好き。
刹那を表現するセリフも擬音も消えた静寂の2ページ。
この一連のシーンは私が何かを言うまでもないでしょう。
球詠史上いや漫画史上屈指の名シーンです。
何度読み返しても緊迫感をリプレイできます。すごい。
表情が固まったまま仲良くへたり込む芳乃と美咲w
ここはわかりみがすごいw
↑試合中ずっとこんな感じだったふたり
ていうか皆さんも、姫宮戦読んでいる間、芳乃か美咲どちらかの試合中の表情とシンクロしていませんでしたか?
ちなみに私はここまで毎話ずっと美咲と同じ顔、同じ仕草をして「なー!」とか「うあ~!」とか言ってましたよ。
むしろ私が美咲では
まるで帰ってきた一家の主のような存在感で
泣いて集まる子らを優しく胸に抱く怜主将。
感情の昂ぶってる周囲と、落ち着いた怜との間にギャップがある感じなのですが、
怜は108球でしんこしの皆に自分の気持ちを素直に伝えた以降、
もう完全に肝を据えた状態になっていて、
七回表に得点が取れなかった前回ではサヨナラになる可能性を恐れる芳乃に対し、
「同点にしてなかったらこの時点で負けだったな」とあくまで前向きに状況を捉えていたり
不安顔な後輩たちを自ら気遣ったりなど、
チームの中でひとり違うゾーンに入っているんですよね。
前回「最後の一歩・一瞬まであきらめないように」と声をかけていた怜。
今回まさに有言実行。
抽選会のときの手汗びちょびちょ怜もかわいかったですが(コラ)、
一皮むけた、強豪校の主将然とした態度の怜はとても心強く、非常に頼もしくなったと感じますね。
大丈夫と言いながらドキドキしまくってたヨミと詩織かわいい。
緊迫したシリアスな中でもこういうかわいいコマが入るの大好き。
やっちまった…
という顔で姫宮ベンチに帰ってくる下山さん。
下山さんは味方に向けてガッツポーズすることを優先して全力走塁を怠ってしまいました。
でも姫宮の雰囲気がもうそういう感じだったので、誰も彼女のことを責められません。仲間たちは温かく迎えます。
試合はここからは延長タイブレークに突入します。
ここで球場にお越しのお姉さま方が冷静に状況を分析。
希目当てのにわかが帰った後の客席には百戦錬磨のマニアが残っており、
ここの分析はおそらく的を射ている気がします。
不安げな菊地原さんや、原さんに肩を抱かれ緊張をほぐされている塩崎さん。
前の強敵相手の試合を九回延長TBで乗り越えてきた姫宮。
内心(また格上相手にTBかよ…)としんどくなってる子がいても不思議ではありません。
果たして冷静に試合ができるのか。
その頃、新越谷ベンチでは希と一緒に出てきた芳乃がララと小町に対し、肩を作るように指示。
これには前回自身を指さしていたララ本人もびっくり。
ララはやれば出来る子ですが、それにしてもこの状況です、
ほんとに裏の守備で登板の可能性があるのでしょうか?
さて、試合は公式戦初の延長戦。八回表、新越谷は4番の理沙から始まります。
TB制度のルールに基づき、走者を二塁と一塁に置いて開始。
(裏の姫宮の攻撃でも同様に走者一塁二塁で開始されます)
バッターボックスに立つ理沙。
怜から檄が飛びます。
理沙も普段よりは緊張していない雰囲気でしょうか。
甘い変化球。逆らわず素直にスイングした打球は…!
おおおおおおおおお
おおおおおおおおおお
おおおおおおおおおおおおおおお!!!!
きたああああああああ
あああああああああああ
くぅ!たまりませんなあ!!
これぞ四番・主砲・藤原理沙の打撃!!!
この見開き含め一連のバッティングのシーン全て最高!!!
プクイチ先生はほんと魅せ方がうまい!
ダイヤモンドを回る理沙。
こんなときでも「怜のおかげ」と怜を想うところが理沙です。くぅ!
そしてその怜の肩を抱く理沙と、理沙の腰に手をまわす怜!
微妙に確認しづらいけど、これ抱き合ってますよね?!いや抱き合ってます(断言)
いやあ、こんな光景、今まで、なかったですよ…。
理沙と怜は一緒にいることこそ多いものの、
直接お互いをボディタッチする描写があまりありません。
日本一合宿で怜がつかれた理沙を抱え上げた()ときと初詣でグータッチしたときくらい。
後輩たちはお手て繋いだり、ハグしたり、寝込みを襲ったりしているのに…
あ、ボディタッチもう一個↓あった(←おい)
まあそんな感じのプラトニックな()関係なので、触るどころか、ひしと体をくっつけ合うシーンというのは非常にレアなんです。
全国1億4000万のりされいファンは今回の抱擁(?)シーンだけでご飯何杯もいけます。
引き続きよろしくお願いします!🙇♀️
さておき、
思えば怜と理沙のふたりが部活停止中の野球部に残っていなければ、
心無い中傷を受けながらもふたりきりで部の活動を続けてなければ、
この試合、この状況も、生まれていなかったのです。
そして彼女たち三年生はこの大会が終わると即引退となります。
苦労してきたことがやっと花開きかけているのと同時に、もう終わりが近づいてきている。
そうしたあれこれを思うと、この笑顔あふれるシーンも涙なしでは見れません…
この先も少しでも長く一緒に活躍する姿を見ていたいです。
さて、名場面満載の110球はここまで、ですが、試合はまだ8-5となったただけで、まだ終わってません。
次は光、稜と打順が続きますから更なる追加点の可能性もあります。
勝利が手から滑り落ちて今度は逆に劣勢となってしまった姫宮はどう抗うのか。
紅白戦でララから希が本塁打を打ったときの「どうしようもない理不尽」を思い出しますね。
ララはあのとき「結局野球は本塁打ですよ」と言ってましたが、まさにそんな展開となってきました。
姫宮にとって辛いのは姫宮側には小陽以外に長打の期待ができる選手がいないということ。
ここにきてまざまざとその戦力差を見せつけられた形になっており、
モチベーションをどう保てるかという状況になっています。
理沙の打球を目で追う小陽の表情が、驚くでも悲しむでもなく、ただぽかんとしていたのがとても印象的です。
新越谷としては油断は大敵ですが、
勝ち越した状況下で芳乃も選手たちも、もはや油断はしないでしょう。(←ホントか?)
どのように締めくくるのか、注目です。
そして、小町あるいはララの登板機会はあるのでしょうかね。
光が下山さんに投げる時、「最後の一球」という表現だったのが少しひっかかりますが、
これはあくまでこの勝敗を左右する場面ではという意味であって、
個人的な憶測としては普通に光先輩に最後まで投げさせるのではないかと。
芳乃が肩を準備するよう指示をしたのも、あくまで一年生投手に、延長戦という貴重な状況のもとで肩を作る、という経験をさせておきたかったのではないかと思量します。
ただ光も相当球数を投げているのは事実なので、
たとえば小町をマウンドに送り、光をレフトに回して置いておくという可能性も十分にありえます。
光先輩、最後の一球も変なところに投げてしまいましたしね…もう体力いっぱいいっぱいなのかも? 今思うとあの場面、暴投とかしなくてよかったですね…(怖)
姫宮はこのあと7番日高さんからの下位打線なので、失礼ながら強打者はおりませんから、1イニングであれば小町で十分いけるはずです。
それでもやはり、ララの登板機会はちょっと無い…気がしますよねえ…。
あるいは芳乃しか知らないマル秘データがあるのでしょうか?
果たして。
さてさて…、それにしてもいったい何カ月ぶりの勝ち越しでしょうかw(※西堀戦以来半年ぶりですw)
このひと月はひさびさに、少し落ち着いて暮らせそうです。
次回も楽しみですね!!
そしてそして! 10/10にはコミック最新刊第18巻が発売されます。
選手名鑑は誰になるのか、裏表紙のネタは?今回もおまけまんがはあるのか?!こちらも楽しみ!
今回も各書店(メロンブックス、アニメイト、ゲーマーズ、とらのあな等書店共通)の特典が発表されていますのでこちらも要チェックです!