公開投稿

2025.06.30 00:36

これからVデビューを考えてる時に読む話

Vデビューする時にこれがあると当面活動に困らないイラストランキング~~~~~~~~~~~~~~!!


【第1位】立ち絵

言わずもがな、これが無いと始まらない!

第一印象はここで決まるので時間と予算とこだわりは8割ここにぶつけろ!!!

IRIAMであれば背景透過の立ち絵が1枚あればOK。

Youtubeなどその他の媒体で雑談などをメインに活動する場合、Live2Dが必要。

ゲーム配信やレビュー動画メインで活動するから立ち絵は小さ目に映ってればOKなら、表情差分をLive2Dの代用とする場合も。


【第2位】ネームロゴ

自分のお名前アピってけ~~~!?

一瞬で流れゆくTL!立ち絵が気になったけど名前は何だっけ!?検索したい!!

そんな時に立ち絵と共に印象的なネームロゴがあるとGOOD!

周知が目的なのでメインのネームロゴはデザイン性に凝り過ぎず読みやすいものがおススメ。

難読漢字の場合は特にフリガナ(ローマ字でも)も振ってあると100点。


【第3位】ミニキャラ

安価で汎用性が高い!

どんなクールな立ち絵でもミニキャラになると「可愛い属性」が付与されるので

スケジュール画像や告知画像のあしらいに添えると一気にキャッチ―に。

グッズ化、アイコン化、スタンプ化などもしやすくて使い勝手◎

立ち絵より安価なのでポーズや衣装別で複数持っているとより便利。


【第4位】一枚絵・キービジュアル

デビュー時に必要か?って思ったヤツいる~~~~???

みーんなそう思ってサムネに立ち絵使うじゃん。

その中で燦然と輝く一枚絵サムネがあったら思わずそこに惹かれませんか?

立ち絵では表現しきれない世界観や表情、構図、演出が出来て一気に高級感が出る。

ネップリ、アイコン、グッズ、ヘッダーと広範囲をカバーできる。

何より「ちゃんと活動してる人感」がめっちゃ出るし、活動を続けてたらいずれ必ず用意することになるので

それなら始めに用意しといて周りに差をつけた方がお得。


【第5位】表情差分、髪型差分、ポーズ差分

とはいえ予算が!!!!!という人向け。

サムネやおはV用にいつもとちょっと違う表情や髪型の差分があると目を引きやすい。

手だけのフリー素材なども豊富にあるけど、絵師さんに一度許可を貰ってから使うべし。

自分で勝手に表情加筆は絶対にやめようね!!!

著作権譲渡してたとしても「同一性保持権」という制作者以外が改変してはいけませんという法律があるよ!

最悪刑事罰が下るから気を付けて!


~~~無くても大丈夫だけど予算に余裕ができたら作っとくと便利編~~~


【三面図】

元の絵師さん以外にイラスト発注をする時に三面図があると便利。

ぬいぐるみ・フィギュア・コスプレ衣装・3Dモデルなどの立体物を作るときには必須。

あと単純にVの設定やデザインを細部まで知りたいオタクは多いのでファンサの意味でも三面図があれば大歓喜。


【マークロゴ】

ネームロゴがあるのに!?って思ったことでしょう。

あるんですよね…必要。

ネームロゴと違ってパッと見で名前が分からなくてもOK。

細かなデザインというよりは、白黒シルエットにしてもその人の特徴が分かるようなものだと良い。

Tシャツとか作りたいけど普段使いできないキャラ物はちょっと…という時にかなり使いやすい。


【ペット・マスコットキャラ】

マークロゴと同じような使い道だけど、ガッツリVの姿を使うのは躊躇われる…でもイラストの可愛さは欲しい…

そんな時にちょうどいい。

本人の姿が無くてもマスコットが映りこんでたりマスコットの模様があるだけで同じ世界観のものなんだ!と認識できる。

ガチガチに凝ったものより自分やファンも描けそうなゆるキャラやシンプル目のデザインが好ましい。


【背景】

Youtuberさんだと必須。

模様系のシンプルなものから、部屋・風景系のものまで幅広い。

汎用の背景もあるけどAI生成されたものも多いので注意。

(絵師さんによってNGが出ることがあります。NGじゃなかったとしてもまぁまぁいい気はしない)

予算に余裕があるならオリジナルの背景だと最高。

広い画角にその人らしさをたくさん詰め込んで唯一無二の空間を演出できるチャンス!



これからVデビューするよ!イラストは何を用意すればいいの!?って方は参考にしてください!

「予算これくらいなんですけどどこまでできますか?」みたいなご相談も対応します。




とはいえ、うおぉぉぉVデビューだ!!!!とブチ上がってる人もひとまず座って落ち着いてほしい。


ここからは老婆心と言うか余計なお世話と言うか、自分が配信者をやった事も無いくせに知った風な口をきいてしまうのを許してほしい。

100人以上の配信者さんの立ち絵を描き、その行く末を見てきた者の所感として。


ここまでの文章で分かったと思うけど、ガッツリVの活動を始めようと思うと、イラストだけでもランニングコストがかなりかかる。

「軽めの活動しかする予定無いから立ち絵だけ依頼したい」という人もいると思うし、実際今までもそういう人はたくさんいた。

最低限、立ち絵だけを用意するとしても追茂の場合は35000円がかかる。

でもその「軽めの活動」は本当に「軽い」のか。


・トップライバーを目指したいわけではない

・趣味の範囲でみんなと楽しくお喋りしたい

・気が向いた時だけ活動したい


大多数の人がこれらを「軽めの活動」だと思い込んでるけど実はこの時点でめっちゃハードル高いし、こういう風に思い込んでいる人はまず配信活動を楽しめなくてすぐに配信をしなくなる。

元々リスナーとして誰かの配信を楽しんでいたV好きの方に特に多いけど、「Vが好き」なのと「Vとしての活動を楽しめる」のは全く別の話。

Vの活動をしてみたくなったらまずイラストを依頼するのではなく、どの媒体でもいいから1ヵ月ラジオ配信を続けられるか試してみてほしい。


毎日30分でいいから1ヵ月ラジオ配信。

これが辛いと感じたりその期間が勿体ないと感じるなら、おそらくあまり配信者には向いていない。


Vとして本格的に活動し始めたら、配信時間+サムネや告知画像を作る時間も必要になる。

自分の自由時間をVとしての活動に割き続けられるだろうか。

「楽しくお喋りし続けられる」って配信者さんの努力によるもので、更におしゃべりに乗ってくれるリスナーさんに発見してもらうという運の要素も大きい。

「更新」「継続」「忍耐」が習慣づいていないと厳しい世界。

これがみんなの思う「軽めの活動」の実態で、だからこそ生まれてはすぐに消えていくライバーが後を絶たない理由だと思う。


イラストレーターの立場からしても、基本的にはのんびり配信だろうがガッツリ配信だろうがどんな活動スタイルでも応援はするけど、

依頼してくれた人があっという間に病んでいって、丹精込めて描いたイラストが使われなくなるのを見るのは悲しい。やるせない。

Vの活動を、金を払った上での苦行にはしてほしくない。

お互いに悲しい思いをしないためにも自分に適性があるかどうか見極めてから本格始動するというのは大切なんじゃなかろうか。



35000円って結構大きな金額ですよ。

頑張って働いて手に入れた金額。

美味しいディナーを食べに行ける金額。

日帰り旅行に行ける金額。

推しにスパチャしたら歓声が聞こえる金額。

握りしめた35000円の使い道はよくよく考えてほしい。



その上で「自分やれます!イラスト描いてほしい!」と言ってくれる方がいるなら、ぜひ活動のお手伝いをさせてください。

本気の熱量には同じくらいの熱量で、いつでも伴走するような気持ちで取り組みます。