公開投稿

2022.07.05 12:16

上倉エク先生になれなかった話

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上倉エク先生になれなかった話

つい先日、ドローフェス3のフィードバックで甘雨ちゃんのイラストを描いたのですが、どうも魅力的に見えない、このイラストが好きになれないという私的大事件が起きました。


決して手を抜いた訳ではなく、私が持っている最大限の技術を使って可愛く描いたので、なおのこと理由が分からず悶々としてました。


ですが、その事についてようやく?自分の中で答えが出たので、忘れないように書き起すことにしました。





きっかけは、私が参加しているお絵描きサーバー「もなカフェ」で行われた、イラスト講評会でした。


私はこの甘雨ちゃんのイラストの件ですっかり落ち込んでてスランプ真っ只中。せめてこのイラストの可愛いとこ褒めてもらってモチベーション復活させよう!って思ったんです。


だけど、このまま何が魅力的に思えないのか分からないままにしておいたら、私の絵はここで終わるような気がして、添削アドバイスでの参加をすることにしました。




私がアドバイスを求めた件は

・イラストが平面的になっているので、デフォルメ感を残しつつも立体感を出したい

・背景の小物の配置の仕方

・もっと目を引く構図

が主で、特にデフォルメ感を残しながら立体感や動きを出したいという所に注視してました。




ちなみに、添削希望でも序盤は皆さんが褒めちぎってくれるのですが、私がこだわった質感やディティール部分、背景の色彩などに気づいてもらい褒めて貰えてめちゃくちゃ泣きそうになってました😭

尚更このイラストを愛せれないのが不思議でならなかったですけどね(´・ω・`)



さて、その後たくさんのアドバイスや添削を頂いたのですが、私の中で魅力問題は解決出来ず…。


そして、とある方のアドバイスに対して、こんなことを思ってしまいました。




でも、エク先生はそんな描き方しないし…




口に出てないとはいえ、せっかくアドバイス頂いたのにこんなこと思ってしまって落ち込みました。

あくまで画風の問題なのでその方の言ってることは正しいですしね。


だけど、1度思ってしまうとそこから止まらない。

その後何度も


エク先生ならこう塗ると思って

エク先生ならどう配置するかな

エク先生エク先生etc…


そのうち何度か口に出していたのも覚えてます(´・ω・`)



この時は、あろう事か憧れのエク先生を比較対象に出して言い訳してしまって、エク先生にもアドバイスくれた皆さんにも申し訳ない気持ちでいっぱいになってました。





数日して現在、スランプだなんだの言いつつも推しキャラの誕生日の為のイラストを描いています。相変わらずエク先生を意識してはいますが、ほとんど手癖で描いています。


そして、ふと着色中の自分のイラストを見てこう思ったのです



このイラスト、可愛すぎて直視出来ないんだけど!?!?天才か!?!?



前回のイラストと打って変わって、肯定感爆上がりで草生えすぎだろ!!!


まぁ元々ほかの自分のイラストに対しても、割と肯定感高めなんですよね。




でも、だったらなぜ甘雨ちゃんのイラストだけそうなったのか納得がいかない。


そう思った私は、講評会のログを見返しつつ当時の会話を思い出してみました。


そして、ひとつの結論が見えたのです。



私は上倉エクのイラストを描きたかった



正確には「私という媒体を使ってエク先生が描いた甘雨ちゃんのイラスト」のつもりだったんでしょうね。

もしくは「上倉エクになりたかった」ですかね?


いや何言うとるかアホちゃうん!って感じですが、これが私の中で納得のいく答えです。



まるで上倉エクが描いた甘雨ちゃん!を知らず知らずめざしていて、実際は全然別物になって自分の理想とかけ離れてしまった事が、魅力的ではないと思ってしまった原因なのでしょう。



いやかけ離れてるのが当たり前なんですけどね、私とエク先生は別人だし、なんならイラスト歴1年でまだまだひよっこ絵描きですし。




でも、某SN先生が3ヶ月上達法の解説をしている時、過去に他の方のイラストを見て「これ自分の絵だ!」と思ったのと同じように、私もエク先生のイラストを初めて見た時「これは将来私が描くイラストだ!」と思ったんですよね。


だから3ヶ月上達法をやった時も、たくさんの推し絵師さんがいる中選んだ目標の絵師はエク先生でしたし。

まぁ、ADHD特有の集中力のなさとスタンプ作りたい欲が出たことで未完で終わったのですが…。





とはいえ、これからもエク先生を目標にするのは変わりません。最近は荻pote先生のイラストを参考にすることもありますが🤫




ハードルは上げすぎず、それでも今自分に出来る最大の知識技術をもって、これからも可愛いを表現していきたいと思います。



ひとまず、自分の中で納得が言ったからか、「私の甘雨ちゃん可愛いのでは???」って気持ちが少しずつ戻ってきてます。よかったよかった。