冷血王子と噂の旦那様に、愛されるなんて聞いてません
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「シース様……」
サラがつぶやいた名前に懐かしさを覚えたシリウスに、幼い頃に出会った“アイリーン”との思い出がよみがえる。
すべてを思い出し、想いが溢れたシリウスは、サラへと駆け寄って――?