男の子×練り切り

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【140字創作小説】

破れたポイの穴から優雅に泳ぐ金魚が見えた。隣に座っていた少年が1匹譲ってくれた。私たちは一緒にたこ焼きを食べ、射的をして、最後に花火をみた。 「このお菓子、花火みたいだよね」そう笑って私の手に小さな花火を乗せてくれた。 見上げると少年はもういなかった。祭囃子がやけに大きく聞こえた。

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