公開投稿
2025.11.30 20:32
神曲勢と72柱
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自創作では神曲の時獄篇にいる登場人物は軒並み魔界の住人となっており、中には悪魔やそれに近い存在になっている者が何人か存在します。その中で72柱と関係性があるものをピックアップして一覧みたいな感じで書いていこうと思います。
【ミノスとモラクス】
実の親子でミノスが父、モラクスが息子となっています。ステレオタイプな思考のミノスにモラクスは反発しており、時には殴り合い超えて殺し合いの喧嘩もします。とはいえお互い嫌悪してるわけではなく、モラクスの一方的かつ長すぎる反抗期です。そんな父子のことを熟知しているモレクは2人が揉めていてもあまり止めようとはせず、呆れ笑いながら見守っています。
【パオロ&フランチェスカとブネ】
ブネとパオフラは主従関係にあり、死後魔界を彷徨っていた二人をアンデッド悪魔にした張本人がブネその人です。現在パオフラはそれぞれドナト、ダリアという名前を与えられ、そのうちダリアはブネから家事仕事を叩き込まれ一通りこなせるようになりました。魔界で恋が成就し、いつまでも新婚気分が抜けない2人にブネは若干呆れているそうです。
【プルート&エウメニデス三姉妹とヴァプラ】
ヴァプラはプルートとプロセルピナの娘で、おそらくこの中では一番血縁が濃いかと思われます。父であるプルートは優しい人ですが、彼の作るカラクリ人形が幼かったヴァプラにとってはトラウマでよく泣かれていたそうです。ちなみにプルートのカラクリ人形の最高傑作であるアリオーシュの素体はアンドラスの父親であり、後に彼は父親と思わぬ再会を果たすのでした。一方、エウメニデス三姉妹はプロセルピナに仕えており、彼女の経営する果樹園で働いています。3人ともヴァプラの事を実の妹のように思っており、特にティシポネはお互いにちゃん付けする程仲が良いようです。
【プレギュアスとアロケル】
アポロンに射られ、瀕死の状態で魔界に落ちたプレギュアスは、偶然通りがかったアロケルに魔力を与えられ、命を救われたと同時に悪魔になりました。プレギュアスの燃える目はアロケル由来のもので、能力こそありませんが怒りに呼応して激しく燃え上がるようです。アロケルは今もプレギュアスのことを気にかけており、時々意味も無く船に乗っては話しかけたり、時に彼の娘コロニスを交えてからかったりしているようです。
【グラッフィアカーネとダンタリオン】
彼らは共に不定の一族であり、昔馴染みの関係です。グラッフィアカーネは物知りなダンタリオンの話を聞くのが好きで、彼がマレブランケに授ける知恵もほとんどがダンタリオンから聞いたものです。一方、感情毎に人格が入れ替わるダンタリオンは常に一定の姿を保っていられるグラッフィアカーネのことが少し羨ましかったようです。
【カークスとウァラク】
ウァラクはカークスが悪魔に転生してから出来た子です。しかし奔放なカークスは育児に携わっていないどころか自分に子供がいる事すら存じていなかったようです。そんな彼に対してウァラクは一応父親であると認知しているものの、子供のように思ってます。
【ルチフェロとガープ】
彼らはルチアーノ家の本家と分家の間柄です。しかしガープはルチアーノ家を追放されており、直接の面識はないです。一応ルチフェロはガープの事を認知しており、彼の動向をある程度存じているそうです。