12月限定の白い焼き菓子屋さんは、透き通った銀色髪の男の子

店内にはクリスマスツリーや白い薔薇…

飾ってあるキャンドルは手作りだとか

「オススメはやっぱりシュトーレンだね」

どうぞ、と試食を差し出してくれる

差し出すというか…浮いてる…？

「この時期にだけ、お店を開けられる許可が下りるんだ」

毎日クリスマスだったら良いのにね、と笑う彼の頭上に…天使の輪っか

店内のテーブルで購入したお菓子を食べる

心地よいオルゴールが流れている

煌びやかなクリスマス飾りはどこか懐かしさを感じて…不思議と楽しかった思い出が頭を過る

微睡むようなこの時間、確かにずっと続いてほしいなと思った