関屋敏子嬢

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関屋家、代々二本松藩主の御典医を務めた御家でして。
関屋玄堂(文白)氏のお孫さんにあたるのです。
が、玄堂嫡男の祐之介氏(敏子パパ)は医道を断念、上京して実業家として成功していたとのことで。
敏子嬢の母(=池田愛子)方の祖父はフランス王室の血を引くアメリカ南北戦争の勇将ル・ジャンドル将軍なのだそうで。(参考:ふるさとの人物史/二本松教育委員会)
昭和9年11月11日には、二本松の地へも訪れて当時の第一小学校で音楽会を開いたこともあったそうです。(参考:城下町に生きた人びと/二本松商工会連合会)
世界的に活躍していた、才能あふれる敏子嬢だったんですけど、一度結婚したものの4年ほどで破局し、その後はより一層活動に没頭していたそうです。

世間から向けられる期待も大きかったことでしょうし、人知れず心労を重ねていたんだろうと思います。
昭和16年11月23日、服薬による自死でその生涯を終えられました。
つらい(´;ω;`)

「国宝の名をかふむりしほまれ思へば
  我名はわれのものならずして
 うつしみの身は消ゆるとも
  とこしへに光に生ん我名わがたま」

自作「野いばら」の楽譜裏表紙に遺した彼女の辞世から、その最期の心境が窺えますね……
ゆっくり休めているといいなぁって思うと同時に、敏子嬢はいつまでもプリマドンナですよ…(´;ω;`)

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