ハッピーエンドには程遠い
愛に鳴くにはまだ早い
精霊の夜行梟と白鷹の話。
海へ新婚旅行に行く話、のあとの話です。あいになくにはまだはやい、はなし。
精霊は自然な流れを好むので、偽りを嫌がる。ヒトが誰かを貶めることや傷つけることを重ねれば、精霊はそれを受けて変容してしまい、メイトではいられなくなる。でも、悲しみや痛みやさみしさを隠して相手を思いやる姿は、偽りながらも美しい。ヒトならではの美しさだと思う。思って、いた。(初出2023年2月19日)
表示設定