「ふふ。勝手に僕と君は小さい子にモテないだろうと思っていたから意外だよ。どんなテクニックを使ったのか教えて欲しいね」
「俺にも分かんねぇんだよ……」
にっかり青江の言葉に、同田貫正国も首をひねるしかない。
次代の審神者として本丸に迎え入れた幼子は、何故かわからないが同田貫に懐いている。
主の世話を仰せつかった同田貫は幼子と過ごす。穏やかなような、どこか不穏のような日々。
全てが繋がった時、託された想いに気付いた同田貫の心はどう響くのか。これは、守るために戦ったものの物語。
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