「いともまごついた恋」 そう言われても仕方がない。少女の柔い心についた傷はあまりに深いのだから。
幼く清らかな正義感は、時に大人のそれを凌駕する。
たとえそれがいびつな自己への嫌悪感に現れたとしても。
初期刀は、静かに優しく、時に激励しながら主を支える。
少女は少しずつ成長し、やがて哀しき決意を胸に抱いて誓いを立てる。
これは、夢追人が未来を見据えるまでの物語。
※作中に、相田みつを先生の詩・小林まこと先生の作品名を引用しています。
407