公開投稿
2025.11.13 20:20
「依代ではない自分2(ツー)」2025/11/13(木)の雑記
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羨ましいという感情が生むものは灰のようだと思う。今日は羨ましがるばかりで終わろうとしているのでここから巻き返していく。明日が来ることを信じていないので今日の残念は今日のうちに、それを上回る良さで更新していくしかない。目に目をぶつけている場合ではないのだよ。反撃以外の調和で俺は俺をやっていくしかない。やるしかないことが虚しい、と一瞬でもよぎるなら、それ以上のヤバさでその行為自体をおもしろくカスタムしていく。何が勝ちで何が負けか、そんなものに興味はない。
2週間に一回のペースでカウンセリングを受けている。心理士さんと心理士さんのお子さんが私のSNSを見ている、というお話を聞いてなんて愉快なんだ、ありがとうございます、という気持ちになった。心理士さんのお子さん曰く俺の作品は「沼る」らしい。この世の全ての人間(俺がその人間をとても嫌っていたとしても)に良いふうに思われていたいという欲望がカンストしているので、みんな俺のことを好きになってね、と思っている。でも心に入れるとは思わないでね。俺とあなた、個々の存在として、お互いが健康でいられる場所から手を振ったり振らなかったりしましょうね。俺はあなたの心に入り込みたいという衝動を理性で押さえ込んでいる。理性を抑えられない漫画の広告ばかりが流れてくるの、なんなんだ。俺に理性がありすぎるから、この理性のなさを叱ってくださいということなのだろうか。どういうアルゴリズムでこうなっているのかは知らないが、双方に合意のない「もう我慢できない……!」は暴力なので、我慢してください。我慢ができないなら冷たいシャワーを浴びるなどしてそのまま排水溝に流れてください。萌えてなどあげませんから。反省なさい。ポイ捨てをする人、同様に反省なさい。
20を超えても身長は5センチ伸びたし、体重は突然20キロ落ちたきりだし、コントロールができないし予測ができない。腹が減ることも喉が渇くことも感知できない。時間を見て忘れないよう食事をしているが、時間が流れる感覚も曖昧なのでアラームをセットしている。これがズレたらどうなるのだろう。水分を摂るタイミングだって同じで、お腹がぺこぺこの時に食べるご飯のおいしさも、喉がカラカラの時に水分が身体中に行き渡る感覚も理解できないことがたまに悲しい。その悲しさもすぐに忘れるのでのほほんと夢の中を泳ぐように、ふんわり生きているのだが。生きている実感は自分の身体から得られない。そのくせ、いやその代わりに、なのか他人の感情への共感性は異常に高い。その人だけが大切に守っている孤独や地獄を我が物顔で見つめてしまう自分に気がついてからは、他人との距離が適切なものに近づいたかもしれない。死にたいと言っている人をその思いのままに俺が殺してあげるのに、といつだって思っている。これが良くないことはわかっている。だから口に出すのを我慢している。「〇〇してあげる」という表現は「殺してあげる」以外に使わない。俺は誰のことも殺さないと決めているので、誰かの気が紛れる何かの一つになれたらラッキーだな。好きに俺の何かで気を紛らわせる人が、俺以外にも増えたらいいのかな。これはかなり傲慢な考えなのだろうけど。
自分の身体ではない、自分の体が欲しいとずっと思っていた。トランス男性に近いクエスチョニングの自分は、生まれてこの方自分の身体性に納得をしたことがない。だから作ってみた。生命活動が実感できなくてもなんの問題も生じない自分。これから、何かこの体で動くかもしれない。