公開投稿
2024.07.13 13:05
自分の一次創作の世界観の祖・ミヒャエルゾーヴァを語る
今回はミヒャエル・ゾーヴァのお話をしたいと思います。
~ミヒャエル・ゾーヴァとは~
ドイツの画家、イラストレーターで、私と同じ世代ならば
絵本「ちいさなちいさな王様」や映画「アメリ」のアメリの部屋に飾ってある絵などがわかりやすい代表作かと思います。
私が知ったきっかけは姉が「ちいさなちいさな王様」が好きで、
そこから「あんたも好きそうだよ」と絵本を始めゾーヴァのいろんな絵を見せてくれたんですが
ほんとーーーにドンピシャ好みでWAO!となりました。
自分の絵柄に影響を与えてくれたのは、名だたる美少女絵描きさんたちなのですが、
一次創作の絵のテーマや世界観はミヒャエルゾーヴァだと言えます。
(今はちょっと外れた絵を描いていますが)
自分以外の絵を許可なく貼るのは如何なものかと思うのですが
持ってるポストカードを写真に撮るというワンクッション置いた形で2枚紹介させてください。
まずはこちら
大変軽快に駆け抜けるブタさん。
いや…良いですね、絵的にも疾走感と躍動感が表現されているのはもちろんのこと、
元々そんなイメージのないブタさんがこんなに軽やかに駆けているなんて、これはもう元祖ギャップ萌えではないだろうか。
そもそもなんでこんなところを走っているのか、牧場から逃げ出したのか、ゾーヴァの世界では野良ブタはこんなに走るものなのか、想像力を掻き立てます。
ブタの絵は他にも結構あって、池に飛び込む瞬間だったりスープの中に入っていたりとどれも良いです。
続いて、私がゾーヴァの絵の中で一番好きなのがこちら。
今夜はカレーライスかな?
と思わせるこの一枚、いやぁたまらん。いつ見てもたまらん。謎すぎてたまらん。
それが「意味不明」で終わるのではなく
ミステリーのように状況を推理したくなるのは画力の力なのではないかと思います。
ジャガイモのしわくちゃの顔がまたかわいくて本当に好きです。
あとポスカは持ってないのだけど
「コンサートホールのステージに置いた蓄音機を客席に座っている大勢の犬たちが聞いている絵」
もめちゃくちゃ好きで(文字だけだと謎でしょうとも)
そのタイトルが「主人の声」なのもすごいたまらん。
とにかく想像力を掻き立てて、ストーリーをこちらが勝手に想像してしまう絵で、
リレーのバトンを渡されるような、作者だけで完結してないし、
バトンを受け取った後も「ブタだな」とか「ジャガイモ歩いてる」とか
短い感想で終わりじゃなくて、ぶわーっと自分の頭の中で広がっていくのが魅力だと思います。
まぁそんなわけで、ここから自分の話になるのですが
私が何かを始めるきっかけというはだいたい「憧れ」からなわけなんですけど
ゾーヴァの絵の魅力に憧れを抱いて自分もこういう世界観を表現したい!と思ったのが
一次創作を楽しく描いてる要因の1つだと思います。
さぁ羞恥プレイタイムだ!キモチイイ!
当時のアナログ絵、半分くらい捨てちゃったんですが半分くらい持っていまして
でもこれ書くために改めて見返すとまたちょっと捨てるかもしれない(^v^)
もうちょっとマシかと思っていましたごめんなさい。
絵柄の影響は美少女と言いましたがこの辺はスクウェアのゲームの雰囲気が好きだったので
FFTの吉田明彦さんとかの影響が強いかもです。
でもまぁ絵のテーマは鎧やら騎士やらファンタジーではなくミヒャエルゾーヴァなわけで、
しかし未熟な自分は「なんかとりあえず意味不明な絵を描いたらええんやろ」って感覚でして
描いた絵がこれ。
たぶんこうやって馬には乗れんと思う。
恥ずかしいのでこの絵はこれで終わります。
これはゾーヴァから始まって絵本の絵に惹かれて色々見た中で
「オリビア・ザ・ピグレット」というキャラクターが好きになって
それをモチーフにした絵ですがなぜこんなキメキメなのか。
意味不明と謎は違うのだということを私は今回見返していて学びました。
ちなみに今は絵柄がより美少女寄りになったので意味不明絵にすると見る方の共感が得にくいので
素直に女の子かわいいよね~ってテンションで描いていて、
たまにこういうの良いかもなと思ったら描くくらいですが
ゾーヴァみと美少女と上手くマッチした素敵な絵もたくさんお見掛けするので(ゾーヴァリスペクトで描いてるわけではないと思うけど)
私もこういうのできるようになれたらいいな~と思っています。
でもそれとは別に女の子かわいい絵も好きなのでどっちもできたらいいですね…二兎を追う者はなんちゃらかもですが。
そんなわけで今回はこの辺で終わります。
ゾーヴァは画集も出ているので(新品で買えるかはわからないけど)気になった方はぜひチェックしてみてください!