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私を裏切ったはずの公爵様が離婚してくれません（５）
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「夫の僕からは受け取れない？」
独占欲丸出しで迫って来るのは――記憶を失い何も覚えていない私・エルナの夫であるラフター＝スカイロッド公爵様。
何も思い出せないまま、スカイロッド公爵の館へと連れていかれたエルナ。
使用人たちは優しく親切に対応してくれたが、エルナへの挨拶が「初めまして」だったことに違和感を覚える。
「私は本当に、公爵様の妻なのでしょうか？」ラフター本人に尋ねると結婚期間はたったの3日で、この館は初めてだという。
とはいえ、私のために館に花を植え、私の好物を揃え、私との思い出を語る彼を見て、エルナは記憶を取り戻したいと思い始め……？
WEB発の人気小説が原作の、すれ違い結婚生活を描いたファンタジーロマンスをお届け！
