公開投稿
2024.12.01 18:59
いつも応援してくださるあなたへ:急に小説が書けなくなった事情
いつも応援してくださるあなたへ:急に小説が書けなくなった事情
小説書く創作者なのに、ある日突然、書くのが苦しくなり、書けなくなった者です。
小説を書こうとすると、胸が苦しくなり、息が詰まるようになりました。
あと、水が襲ってくるような表現に恐怖を強く感じるようになりました。
原因は不明ですが、元旦に起こった震災のショックが大きすぎたのにプラスして、親族の具合が悪く常に緊急の連絡が飛んでくる状況で神経も張りつめ、追いやられていたのではないかと考えています。
(親族は状態が安定して今、穏やかに暮らしているそうです。)
と冷静に分析して、ここまで受け入れるのに、相当な月数を費やしたことになります。はっきりどうして書けなくなったのか、書けない状態について言及するだけで、苦しくてしんどくて、中々言えず、書いては消しをしておりました。
2024年1月 小説が書けなくなる
この頃、新規の小説は一切書けなくなりました。水の表現が怖くなりました。
あまりにも急だったのですが、参加中の企画と、参加したい企画の作品作りが進行中でして、困っている暇なく、別の方法をとらざるを得なくなりました。
すでに提出済みだった、参加中のアンソロジー作品から、自分が怖いと思う表現を抜き出して、削ったり、変えたりして再提出することになりました。
3月末までの企画、小説なら余裕で間に合うのに、書けないけれど、どうしても参加したくて、最低限の知識だけ学んで、マンガで描くことになり、ギリギリまで描き続けました。
2024年2月 小説の微調整なら何とか
関係性自論で完結させたかった「哀夜の滅士」は、12月には完稿しており、あとはweb連載用に、表記統一をしたり、改行や空行を入れたり、章分けをしたりするだけでした。
そういった些細な小説に関わることはできたのは幸いでした。
2024年3月 完全に小説執筆から離れる
「哀夜の滅士」も完結しましたし、新規に小説を書けないので、マンガ原稿にすべて注ぎました。
息抜きに小説を書けたらなあとか、小説書けないっていう事情を説明したくないなあなんて思いながら。
2024年4月 小説の直しも進まない日々
マンガ原稿も終わりましたし、新しく何も書けないなら、頒布版に向けて「哀夜の滅士」の直しをしようと思いましたが、一向に進まず。
この頃、もう相当心を病んでいて、何事も進みが遅くなっていることに、気づかぬ振りをしていました。
2024年5月 急な嘔吐きの症状がはじまる
せっかく5月に楽しみなイベントを控えていたのに、急な吐き気の症状に悩まされるようになり、色んなイベント準備を中断したり、自家通販を見送ったりしなければならなくなりました。
2024年6月 マンガも描くのがしんどくなる
マンガを描くことによる心身の疲労がすさまじく、継続して描いてはダメだと判断しました。
小説もマンガも書けないのなら、どうやって物語を表現したらいいのか、とても悩みました。
2024年7月 ひたすら絵を描いた
イラストをひたすら描いていました。ですが、描く側から自信を失っていきました。一枚絵だけでは、物語を伝えられないと。
小説を書けないので、ごくごく簡単な、イラストへの説明しか付けられず。
2024年8月 クローズドな場所で新作を公開、物語をどう伝えるかの解と葛藤
イラストを描いてつらくなる一方で、一進七休ぐらいしながら7月からほんの少しずつ、『ささげ名を』の番外編を書いていました。ずっと心残りで、一編は番外編を書いておきたかったからです。
書いている間はとても見せられたものじゃありませんでしたが、なんとか完成させられました。
完成した作品は『ささげ名を』購入者限定のクローズドな場所で公開しました。
さて、そんな一編の奇跡ののち、小説を書けるようになるわけでもなく、8月末に参加したかった企画への作品作りをどうするか、悩みに悩んでいました。
一枚絵と簡単なキャプションだけでは、物語として伝わらないと思い、お蔵入りにしようとしてなんとなく相談したところ、励まされて、表情差分を描くかとなりました。
同じ構図でありながら、表情と画面構成が少し異なる2枚の絵ができました。ですが、私は悔しくてたまりませんでした。
本当なら、小説で書きたかった。小説でこの企画に参加したかったんです。
2024年9月 別のショックで心身の症状が悪化
次のイベントに向けて、イラストを何点も描いていましたが、別のショックなことがあって、心が折れかけました。
7月頭には収まっていた、吐き気の症状も出始め、このあとずっとコンスタントに出現するようになってしまいました。
かなり心身の症状が限界で、ありとあらゆる身の回りのことまで、進みが遅くなり、やることなすことに、しんどさが常について回るようになりました。
私の趣味は創作がメインでしたので、この時はじめて、気力が枯れての長期的に創作から離れたような記憶があります。
2024年10月 別の目標へ切り替えたけど
この頃、マンガ原稿に手をつけはじめたような気がします。でも、投げやりでした。体調を崩さないように作業を進めるためには、休息期を設けないといけないため、プラスして筆の進みも遅くて、完成は無理なんじゃないかと、あきらめようかと思うことも多々ありました。
この頃、メンタル症状がかなり重くなり、人としゃべれなくなったり、好きだった読書も読むのもかなりつらくなったり、とてもつらかったです。
2024年11月 もう創作をやめようと思ったのに
服薬指導でメンタルのどん底からは回復してこられました。しばらくやる気もなくて、何も感じなかったので、また創作から遠ざかっていました。
考えに考えて、極論、自分が見たいだけで創作しているのだから、人に見せるためにもう創作しなくていいやってなって、裏で作るだけの日々に戻ればいいやと思うようになりました。
それでも、作品を読んでくれたり、感想をくれたりしてくれた人たちのことが忘れられませんでした。その方たちのためにも、きちんと今の事情を話しておきたかったし、続きや番外編を小説で書きたかった。
長くかかりましたが、新規のssで「哀夜の滅士」本編の番外編を、期間限定にはなりますが、全体公開できることになりました。
公開の目処が立ったとき、めちゃくちゃ泣きました。しんどかった、つらかった、ようやくここまで来れた。
私の作品を見てくださるあなたへ
あなたのおかげで、私は創作活動をあきらめずにいられています。
本当にありがとうございます。
症状に診断名も付きませんし、完治の見込みもありませんし、しんどくてできなくて足踏みすることも多いので、新作や続きもきっと長くお待たせすることになると思います。
それでも、また、兎守 優の作品を見たいなと思ってくださる方、ふらっとのぞきに来てくださると幸いです。
最後に。
私が、思ってもどうしても、あまり言わないようにしていることはあります。
どうせ私の作品は誰にも読まれない、誰にも見てもらえない、全然反応がもらえない、無条件に誰かに読まれたい、無限に感想がほしい。
心に思い浮かぶことはあっても、心身の状態が悪いと頭をもたげてるくる悪魔のささやきなので、
これらだけは極力言わないようにしています。
今まで見てくれた人を傷つける、信用を失う言葉だと思っているからです。自分でネガティブキャンペーンをして得た評価や反応は、むなしいだけだと思っているからです。
それでは。