菰野(第一部)
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菰野 渡会 (こもの わたらい)
菰野が名で渡会が姓。姓は国(藩)名と同じ。
本編中には下の名前しか出ない
皇(藩主)の実姉の子
15歳 10月10日生まれ 身長160cm 体重は見た目より重い
若干童顔
父親は表向き、菰野が生まれる前に死去したことになっている。
(加野の守役が身代わりに死亡している)
そのため、生まれたときから城暮らし。
5歳の時に、海辺に落ちていた久居を拾って来る。
母親は菰野が10歳の時に病死。
城内では妖精に呪い殺されたという説が浸透。
その後は母の弟である譲原皇に温かく見守られ育つ。
立場上微妙なところにいるせいか、一人称が登場人物中誰より多く
私・僕・俺を器用に使い分ける。
↓↓第一部、ネタバレ紹介
実の父が母の実弟であるというタブーから、父をずっと父と呼べずに育つ。
両親の仲は良かったが、それを疎ましく思った雪華(譲原皇の正妻で遠い国から政略結婚的に嫁いで来た姫)に母を毒殺される。
その後、菰野自身も命を狙われ続けるも、その度久居が身を挺して回避する。
それらの出来事が、より一層譲原皇に菰野を大切にさせ
その愛情を本来受けるはずだった葛原(父と正妻の子)に嫉まれている。
が、当の菰野は葛原を『葛兄様』と呼び、兄として慕っていた。
勉強も出来て城内の者達にも好かれ剣術の腕も確かだが、
それが、それらをひたすら努力で補っている葛原を追い詰めていると気付いて以降はわざと手を抜くようになった。
父親も最終的には雪華によって毒殺されるも、
最後、父の死の間際に一度だけ父と呼ぶことができた。