旅の終わりから2年。花の街ハルルで、エステルは住居の当てがなかったリタと共に暮らしていた。そこに、検診のため度々訪れるレイヴン。三人で過ごす時間はかけがえのないものになっていった。
しかし、ある日レイヴンは姿を消し、消息を絶つ。その日からどこか上の空でいるリタのことを、エステルは複雑な気持ちを抱えながら見守っていた――。
2019年1月のテイルズリンク14で発行したレイリタエス本の再録です。
38