帝の恋人
第1章 帝の登場
二千二十三年十月十日。 彼氏と別れて傷心中の田中美桜は、自らを「帝」だと名乗る"嵯峨"という男に出会う。嵯峨を不審者扱いしていた美桜だが、なんと彼は西暦八百十一年、十月十日の平安時代からやって来たと言う。 半信半疑の美桜だったがスマホで調べていくと、彼は本当に平安時代に存在した本物の天皇だった。暗殺者に狙われ、逃げていたという嵯峨を"とある条件付き"で自宅に住ます事になった美桜。生まれた時代が違う二人の奇妙な共同生活が始まる。 現代にタイムリープしてきた帝と、会社員美桜の時空を超えたラブコメディ! ※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
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