青の詩人・原点
カセイも歌うたいですが、彼女はわりと近代に近いような、楽器を主としたある種現実的な音楽をやる人で、
青の詩人はほとんど神代のやり方でうたう人です。
ほとんどテレパシーに近いんじゃないのか…?という。魔法とか、幻術にも近いのかもしれない。でも、唄なのです。
あと、今気づいたんですがRejou×rの彼にかなり近い(けど種類の違う)欠陥を抱えてますね…。この人の場合は、そこから歌が出てくるんですが。
欠如と才能って、表裏一体ですからね。
この絵ができたのは2009年。
ストーリーと、絵本的なフォーマットでの下書きが、その5年前には冒頭からラストまで、すでに完成していました。
ごく少数にですが、人に見せたこともあったぐらいです。
2009年当時、再度奮起して、他のページの作画もかなり頑張ったのですが、なんでだか、どうしても納得しきれず…。そこでやはり作画面で頓挫しておりました。なのでA SOUL HOMEシリーズの中ではカセイの次の古参組。
こやつをどう作画したら納得いくのか私も今の時点では分かりませんが、おそらくデジタルベースでゴリゴリいけそう…。いやむしろこれ、やりやすいかもな。今急にやる気出ました。むしろそれ以外の作画全部挫折したぐらいの勢いなので。。
でもこの原画はアナログで、これは自分でも好きな出来でした。確かパステルと水彩を併用してたと思います。楽しかったなぁ。
お話を作るにあたり、これだ、と思えるキービジュにあたる絵が既に描けていると、構成が難しいとはいえ道に迷うことはないので、Soul Homeシリーズ全部に言えることですが、いったんキービジュができあがるとそれを道標に進んでいくことができます。これも、この人の本質は現わせたので、迷うことはないと思います。