「私があなたの百晩を買おう」


店の前に捨てられていたところを娼館の女将に拾われ、娼婦になるために育てられたジル。

そんな彼女もようやく18歳となり、初めての夜を客に捧げることに。

しかし、客の強引で身勝手な行為に恐怖を覚え夜伽を拒否してしまったことで、

女将に代わりの客を見つけるまで帰ってくるなと店を追い出されてしまう――。


私だって好きで誰かに抱かれたいわけじゃない。

惨めな自分の境遇を思い涙が滲むジルの前に、謎の貴公子が現れ――?


選べる未来すらない籠の中の娼女と自由に生きる公爵令息。

交わるはずのない二人が紡ぐ、切ない百晩の夜伽物語――。

著:洪

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