北海道の富良野市をイメージした一次創作の主人公の二人です

東京出身の柊と北海道の田舎で育った聖慈

秋の寒い日、真っ暗な田舎の山道で車の柊とバイクの聖慈で衝突事故未遂が起き二人は出会います

柊が田舎町に来た目的は母親の遺品の中にあったお道具箱の中に父親と思われる写真を見つけたこと

母が死ぬまで父親は誰かも解らないと聞いており戸籍にもその記述は無い

しかし確かにこの写真にはどこかの教会で撮られたウェディングドレスを着た母と隣に並ぶタキシード姿の男性がいる

その他、お道具箱に入っていたゴミとも思えるような品と一緒に柊は父親捜しに出ます

聖慈は父親が経営していた田舎の小さな食堂を父親の死後引継ぎ営んでいます

地元の客や少しの観光客が来るだけの古い小さな食堂

田舎町の偏見もあり同性愛者という事実を誰にも話せないまま幼馴染で地元の警察官陽太にずっと片思いをしています

穏やかな性格の同性愛者聖慈と気まぐれな猫の様な柊の父親捜しのお話です