公開投稿
2025.02.04 12:16
【終了】ARTs*LABo 受賞者特別展 2025/2/5~2/8
平素より大変お世話になっております、独楽子です。
ARTs*LABoさんが主催のグループ展にお誘いいただき、既存イラスト3枚と書き下ろしATC3枚で参加します。
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会期 2025/2/5(水) 〜 2025/2/8(土)
(会期初日は作品販売無し。2日目より販売開始)
13:00~19:00 |初日は16:00スタート ※今会期は最終日18:00までです。
〒101-0051東京都千代田区神田神保町3-1-6日建ビル3F
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展示する作品について
「天使には難しい問題」 サイズ:A3 額装:大衣サイズ 価格:90,000円 使用画材:鉛筆、アクリルガッシュ、透明水彩、アルシュ水彩紙細目 バラバラの白いパズルを法則性に倣って綺麗にはめ込んでいく作業は悪夢のようです。適材適所という言葉は道具みたいだ。私もあなたも材料ではないし、向いていないからと言って生きることをやめられるだろうか? 天使は神の使者にすぎない。救済を与えられるべき場所として用意されている椅子には誰にも座れない、天使が考えた清貧の基準には誰も叶わない。そして社会は個人に課し続ける、自己責任という名の重みを。 あなたは天使ですか?
「うつわ」 サイズ:A3 額装:大衣サイズ(オーバルマット) 価格:90,000円 使用画材:鉛筆、アクリルガッシュ、透明水彩、アルシュ水彩紙細目 鳥かごとも似てるし、あらゆる肉体って仮住まいだよね。 「花瓶」を超拡大解釈して、「草原で揺れる他者である花」と「花瓶の中で私のために咲く花」の対比、後者こそが命の本質である……という絵を描きました。 飾られる花は、一見そのものが主人公のように見えますが、命の本質は内包物ではなくそれを包む壁……つまり花瓶(容れ物、肉体)のほうにあると思います。 大きな月と波、表裏のないメビウスリングの天使の輪、我々はいつか壁の無い無限に広がり続ける場所へと還っていく。知らない場所へ飛びたつ鳥のように。 崩壊していくミドリゾウリムシの動画が大好きです。 あと、サブテーマとして青いバラをテーマにしています。青いバラって正直全然青くないんですよ、偽物でも美しい青を手に入れるには吸上げ着色しかないらしいです。 >”人はパンがなければ生きていけない。しかし、パンだけで生きるべきでもない。私たちはパンだけでなく、バラも求めよう。生きることはバラで飾られなければならない。” 『暇と退屈の倫理学』國分功一郎 でも、この世にはバラばかり差し出され、パンを奪われている人が多すぎますね。
「Angel don't but I do.」 サイズ:A3 額装:大衣サイズ 価格:85,000円 使用画材:鉛筆、アクリルガッシュ、透明水彩、アルシュ水彩紙ブライトホワイト細目 最近はよく平和について考えます。例えば8月なんかは特にそういう季節でした。ラジオからは今の平和な世界を喜ぶ音楽が何度も何度も流れていました。 今なお争うことを辞められない(実際の戦争もそうですが、社会構造的にもそうですよね)世界で、戦争反対ではなく平和を喜ぶことに何の意味があるんだろう、というもやもやとした感情を抱えています。 いつも私は、たまたま健全に生まれて、たまたまこの国で生きて、たまたま多数派だったから平和な世界に感謝とかできてしまうわけで、そういうことに非常に腹を立てています。そして同時に無力。 天使が思い描く、額縁の中の「平和な世界」から出たい。未だに解決しないあらゆる問題へ自分なりに向き合ってみたい。そう思います。
ARTs*LABo 和風幻想2025・巳と同時開催の展示になります。
よろしくね~~!!!!