マザ・コン
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ハシモの意識は依然戻らず、貨車に連れ戻され、列車は出発する。列車の中でイタはソ―タとボードゲーム・※チェギの対局をしている。頭脳の良さを競い合っている両者だったが、ソータはこの世界には人知れず情報処理速度が最強であるというマザ・コンというロボットが存在していると言う。人類の進化に寄与してきたマザ・コンは徐々に人間に対し発言力を持つようになり、やがて人権に対する「ロボット権」を主張するようになったという・・・。 ※作中に出てくる「チェギ」はチェスと将棋を合わせた作者が模造したボードゲームですが、作者自身はチェスも将棋も知りません。
