切望の子兎
156
※説明文とイラストに軽くですが多腕とグロイ表現があります!ご注意ください!!
チカンキラーの怪異(通称:子兎くん)
愛を欲しがる子供の思いが1つに集まって生まれた存在。
相手が嫌がっても痴漢行為を続けるといつの間にか現れて、小さな手でしがみつきながらぐるぐる巻きにする。
子兎くんが触れるとその瞬間にどこでもないどこかの薄暗い廃墟の様な密室にとばされ、
なでる続けることを強要される。
言われるままなでると殺されはしないが永遠に撫でさせられ続けることになる。
理由は子兎くんが愛を欲する子供の救われない魂が集まって出来ているから。
分別が出来ない幼い子供の集まりなので求める愛は「無償の愛」に分類されるもの。
そのためどれだけ愛を注いでもいくらでも求め続け結果的に魂を救い体が短くなっていっても
次から次へと同じような魂が集まってきてこの子の体が伸びていくため終わりがない。
もし、愛を注ぐこと(撫でる事)を拒否すると駄々をこねる様に数多の小さな手でしがみつき、
ぎゅっとするためそのうち圧死する。
子供らしく残酷なで壊れたオモチャには興味を示さず砕けた死体は「いらなーい」とばかりに
そういうものを集めているお友達(別の怪異)にあげてしまう。
ウサギっぽいのは「寂しいと死んじゃう」がそのまま形になった為で、
手しかないのは「求めること」しか考えていないから。
自分で自立するという考えが芽生える前の子供達の集合体なため足は存在しない。
普段は透明になって色々な場所の棚の上や電車の上の荷物置きや
天井に張り付いていたりしていて普通にしていれば見ることはできない。
なので恋人同士や親子同士など相手側が心の底から嫌がっていない
いちゃいちゃな場合はターゲットにはならない。(羨ましがりはする)
だが相手側が心の底から嫌がっているのに痴漢行為を触り続けていると
「いらないなら僕がもらってもいいよね」という考えになり子兎に連れ去られる。
現実だと忽然と消えたように認識される。