フレイ妄想2
~昨日上げた絵のお話~
※イラストは挿絵的なやつ
※2枚目下は後日談的な
「自分で作ってみる?」
「えー!パパ手伝ってくれるならやる」
「ブルー!遊ぼ」
「お嬢?学校どうした」
「行かない、面白くないもん」
「お前…昔の俺か?」
「ねぇ遊ぼうよぅ」
「ダメ」
「この前ブルーの仕事手伝ったじゃん」
「ああ、ありがとな。おかげで早く終わったよ」
「あれまたやりたい!」
「お前計算とかめちゃくちゃ早いからな…ねーちゃんの血だよ」
「暗算はママより早いよ!」
「マジか」
「ねぇねぇ遊ぼうよぉ」
「ダメ、俺今からジョーカーさんとこ行くの」
「えぇ~なんで?」
「今忙しいみたいでさ、手伝い…あ、お前も行くか?また手伝ってくれよ」
「え~どうしようかな…」
「嫌か?」
「ん~トランプちゃん達とは会いたいけど…」
「けど?」
「………ジョーカーさん…ちょっと苦手」
「え、そうなのか?」
「うん、だって…なんか怖い」
「怖い?なんで」
「笑ったとこ見たことない」
「ああ~なるほどね」
「ブルーは怖くないの?」
「あれがあの人の普通だからなぁ。爆笑しててもあの顔なんだよ」
「うそぉ…」
「本当、怒っても泣いても多分あの顔」
「ホントに?」
「うん」
「そうなんだ…」
「今度笑ってるのかなって思ったら本人に聞いてみなよ『笑ってますか?』って」
「えー!やだよぉ」
「普通に答えてくれるぞきっと」
「ホントにぃ?」
「そうと分かれば大丈夫だろ、よし行くか」
「うん。あ、バイクで行くんだ!」
「ほらメット」
「ありがと!ねぇ途中でトランプちゃん達にプリン買っていきたい!」
「お前が食べたいんだろ」
「うん、あーでもそれならパパに作ってもらえばよかったなぁ」
「多分明後日また行くから、そん時に持ってきてくれよ。それなら俺も食べたいし」
「わかった!パパにお願いしよっと」
「じゃあ今日は公園の出店で焼き芋でも買ってくか」
「えー焼き芋ぉ?」
「お前あそこの焼き芋大好きじゃん」
「そうだけど!」
~終わり~