1話 アゼロの目覚め
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以下の要素を含む一次創作ハイファンタジー作品。
・オリジナル世界観(オリジナル造語多数)
・人外種族(獣人、魚人、竜人、他オリジナル種族)有り
ヒューマと呼ばれる人型の種族、アゼロは目が覚めたら自分の名前以外の記憶を失っていた。
様々な種族が住むこの世界でアゼロはヒトと触れ合い、自分の記憶と欠けたココロを探していく。
☆1話のあらすじ☆
とある一室で目が覚めたヒューマ族と呼ばれる人型種族の子供、アゼロは自分の名前以外の記憶を失っていた。
アゼロを助けてくれたのは小さな姉と大きな妹というちぐはぐな姉妹、ムクロとフラン。そして、透視能力を持つ一つ目の女医ヒトミンと角の生えた着物姿の薬屋のヤクゼン。
目覚める前に負っていたらしいアゼロの怪我はほぼ治っていたようだが、記憶のないアゼロには行くあてが無い。そこでムクロの提案で、姉妹が世話になっている宿屋『ハイルング』の主人に住まわせてもらえないか頼みに行くことに。
宿屋『ハイルング』を切り盛りするのは若き主人フロッセと料理人のコッホ。
早速、ムクロがフロッセに交渉すると、フロッセはアゼロの居候をあっさりと承諾し、更に世界各地で起きた異変を教えてくれた。その後、ムクロはアゼロが倒れていたという湖畔へアゼロ本人を連れて行くことを提案した。