◆ヴィンチ＝ヴォルフラム　Vinci=Wolfram

菜種農家の次男坊として生まれた。優しい両親、兄と姉の元で元気で優しい気立ての良い少年として育った。

10代の頃に隣国との大戦に巻き込まれ、家族を失い、自身は菜種油で茹でられて体表の半面に大やけどを負う。文化を奪われるとはどういうことかを身をもって理解している。

怒りと憎しみを糧に士官学校へと通い、訓練や実践を経て将軍となる。

容貌は微笑を浮かべた優男風。捉えた捕虜は拷問、処刑（菜種油で茹でる）し、それを国境の外に晒すことを愉しんでいるサディストであり、関所を通ろうとする者から「歪みのヴォルフ」と恐れられている。

元々は400年ほど前に国を支配していた一族の末裔。将軍となってからは再度一族が王政復古ができるようにと、年端も行かない王子のみを残して王族を暗殺して回った。王子に対しては摂政を行っており実質傀儡政権となっている。

政略結婚した妻はいる。関係最悪。子供もいないし作る気もしない。

◆性格

冷淡でサディスト。他者を痛めつけて愉悦に浸っている。

故郷思いで、家族思い。常に思い入れのある菜種を持っている。

「さぁ、王子。胸を張って進むのです」

「我が青を穢すものを踏み潰せ！！」