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深い森の中に、陽の光が差す場所があった。
そこにはひと際大きな藤の木が天に向かってそのからだを伸ばしていた。
幹からあふれ出る炎のような光は、消えることなく揺らめいている。
自然と顔が上を向く。
・鯉のぼり
鯉はどんな困難にも打ち勝って立身出世する象徴
・藤
花言葉→ 「やさしさ」「歓迎」「決して離れない」