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弱虫のキス
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本を読むのはわたしの密かな現実逃避。たったひとり空想にふける、そんな時間のはずだった。
冬乃は子供の頃から人と付き合うのが苦手で本の世界に逃げていた。そんな中ある日、冬乃は物語の中から出てきたような素敵な人に痴漢から助けてもらう。助けてくれたのは、なんと同じ学校で、しかも後輩だった!後輩の藤子の突拍子もない行動に、冬乃はからかわれているばかりと思っていたが……。
※この作品は『ガレットNo.2』に掲載されている作品となります。