小春と梅
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その日出会った彼女は、以前桜の下で見たときと同じおさげ姿だった。長く揺らし、少し濡れているようだった。あの髪で傘を差すのは大変だろう。目が合った瞬間、彼女はそっぽを向いて走って行ってしまった。お使いの途中?もしくは待ち合わせでもしてたのだろうか。彼女とまたいずれ会えるだろうか。------------------------オリジナルキャラクターの小春と梅を描きました。
とある夏のシリーズ作です。