生成AIについての呟きです。

　正直、考えることに疲れた。自分で解決できないことだから、考えるというよりただ悩んでいたに過ぎないわけだけど。どれだけ「嫌だなぁ」と思っていても、もうルールが技術の成長速度に追いつけるはずもなく、規制されてないのだから何をやってもいいだろう、みたいな投稿がインターネットに蔓延してる。インターネットの性質上そういった刺激的な投稿が目に付くだけかもしれないけれど…。

　「保護をかけずに絵を投稿している人は意識が低い」とか「Glaze加工は価値が下がる」だとか、疲れた。嫌なら見なければいい？「問題を知らんぷりするのは無責任だ」

　もう無理だと思った。

　身の回りの人たちは結構AIを肯定している人が多い。親も仕事で関わる人も僕の想像以上に肯定的だ。僕も100％否定してるわけではないし、技術はすごい。これからは必須になっていくと思う。AIを活用できる人が生き残りやすい世の中になると思う。けど、「なんか嫌」だ。

　「なんか嫌」なくせに、Googleレンズ、DeepL翻訳などを使用している。だって使うと楽だから。いつかは「なんか嫌」に折り合いをつけないといけない。知らないままでは意見も何もないし（「嫌だなぁ」は感想）。

　そのいつかを今から始めようと思う。そもそも僕はエンジニアでも技術職でもなんでもない人間なので、chatGPT、Midjourney、sunoなどの生成AIが技術的にどれだけ革命的なものなのか理解してない。検索エンジンと何が違うの？レベルなのでAIが何なのか、何ができるのか知るために、まず対話型AIに触れることにした。

以下、対話型AIに触れた感想を書きます。

　使っているメインのブラウザがMicrosoftEdgeなので、こちらに搭載されている対話型AI「Copilot（コパイロット）」を使用しました。（CopilotはopenAIの技術をベースにMicrosoft社が開発した対話型AIです。以前はBing chatと呼ばれていました）

　まず、対話型とはあったけど話しことばのように回答が生成されることに驚きました。こちらが申し訳なく思うくらい柔和な返答で驚いています。

　調べものは指示が曖昧だと欲しい回答を得るまでに問答を繰り返すことになり、時間がかかりました。何度も質問を繰り返すことで、回答の精度が上がることは面白いと思います。

　今回はやらなかったけど、テキストから画像を作成できるようです。技術のベースがChatGPTなので、Copilotにもできます。

　翻訳、要約の作成（テキスト⇒テキスト）、画像の作成（テキスト⇒画像）、音楽の作成（テキスト⇒音楽）文字で指示を打ち込んで使用者の求める回答を得る。この形は全部同じ。テキストから画像や音楽が作成できることそのものが多分革命的だったから、これだけ話題になったと思う。

　AIに何ができて、何ができないのかを自分の手で実感することには意味があったと思います。テキストの返答の精度が上がることと、指示の仕方次第で生成画像や音楽がより完成度の高いものになる、ということは生成AIとして差はないのかなと思いました。（ここでいう「完成度の高さ」は「芸術的な価値」とは別としています）

　初心者がほんの少し触ってみた程度でも、生成AIがすごいことなのは分かります。ただ、著作権侵害をベースに発達した技術であることを忘れてはいけないなと思います。（今まで使っていたツール含めて）

　AIは規制するより、道徳的なルールを含めたくさん学ばせて成長させる方が現実的かもしれないなと個人的には思いました。（高額転売や原動機付自転車の規制ができないうちにAIの規制ができるとは到底思えないし）

　重ねて言いますが、これは個人的な意見、感想です。僕はAIに対して思っていることまとめられるようになるまで3年かかりました。誰もが何かしら考えている。僕の何かしらはこの記事です（十分なものとは思いません、むしろ足りないくらい）。

　あくまで僕が個人的にAIに対して思っていることの話、独り言なので、「あくどい使い方をしている人に対してお前は意見しないのか」などの意見は個人に向けないで欲しい。その言葉は悪くないけど、僕は自分の人生で精一杯です。必要なことかもしれませんが個人に言及していたらきりがないです。人生が足りません。（企業側が対策すべきだとは思っています。原付自転車や転売も同様に）

最後に

　意見が是か非かでないと許されない環境はつらい。こうやってたくさん悩んで考えることができるのは、否定的な意見を否定しない僕の周りの人たちの影響が一番大きいです。僕の意識に革新的な変化があったのではなく「なんか嫌」が「それはそうと部分的になんか嫌」くらいになった程度です（そんなにすぐに意識が変わったらそれこそAIが怖い）。

　僕が生成AIについて直接Twitter等のSNSに投稿することはありません。これだけ書いてもまだ不十分なのに、たった数百文字のやりとりで対話を成立させることが僕にはできないからです。（ 他の人がどうだとか関係なく、これは単に僕個人の技量と時間の問題です）

　今回のCopilotとの問答全体はここに公開しています。「なんか嫌だなぁ」から始まったとりとめのないお話しにお付き合いくださりありがとうございました。