揺籃のアーネニハル
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◇揺籃のアーネニハル（Arnenihal the Cradle）
王笏のような短い杖を携え、兎の耳が生えた女性の姿で現れる悪魔。
生命を操る力を持ち、家畜の多産や作物の豊穣をもたらすとされる。
金の卵から生まれた子兎の群れを率いており、夜明けの時間にのみ召喚に応じる。
アーネニハルは「生命の前借り」によって召喚者の望みを叶える。
アーネニハルが作り出す金の卵を与えられた生物や土地は一時的に生命が漲るが、数年あるいは数十年の内に、本来の刻限よりも早く生命が枯渇する。
生物は子を全く成さなくなり、土地は痩せ細って何も実らなくなる。
アーネニハルは、召喚の代償として、前借りする生命の1～2割を自分の取り分にする。
魔導書によっては「明くるもの」または「穫りこむアルネニハル」の名で書かれている場合もある。
