白紅茸3
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白紅茸の一族は基本的に白地に桃色の配色が大半ですが、桃色の部分が青や真っ白だったりする個体が生まれます。
現世で言うところのアルビノ個体で普通であれば目が赤くなりますが、血が赤く無いので目は赤くなく青や白をしています。
青や白の個体は自分の体内で栄養を作り出す事が出来ないため、 他の個体から茸をもらわないと生きていく事が出来ません。
その対価として群れのために外敵と戦う役目をこなしたり、群れを率いる長様(おささま)のお世話をする事が多いです。
普通の個体は髪の毛が長いのですが戦闘を担当する個体は邪魔になるのと、
捕まれたりして邪魔になると危ないので短く切ります。
生えてくるキノコも一定の長さでさくっと切ってしまうのですが、
標準の個体の様な栄養価がないので中毒性の無い野菜感覚で取り扱われます。
白紅茸の茸は有用で他の魔族にとっても貴重な存在なため、
時々茸の見返りにともらう他魔族の爪や牙を利用して武器を作って戦ったりもします。