公開投稿

2025.10.07 15:00

ネット上での活動について(ネガティブな内容)


自分の今後のインターネット上でのあり方について、自分自身の中で整理するために以下色々と自分語りをさせていただきます。


私、北条かげちかはXで2024年5月に『きたジョー』の名義でアカウントを新設して始めた創作活動を通して、ありがたいことにいろいろな方に自分の擬人化創作である『よつわ車交館』を見ていただき、そして温かいお言葉や時にはファンアートをいただくなど、非常に恵まれた体験をさせていただきました。


およそ10年前、SNS初心者の頃に当時のTwitterにてポケモンシリーズの二次創作を投稿し、すぐに300人程度までフォロワーを増やしましたが、自身の精神不安定により周りを攻撃することも多く何か人間関係がうまくいかないなと余計にネガティブになるループを繰り返していました。

その後対人で気まずくなり何度かアカウント変更を繰り返しながら、二次創作は減っていき、一次創作をメインに制作するようになっていきました。

一次創作というのは人に見てもらうことが難しく、またいわゆる“創作クラスタ”の界隈はお互いに媚び合って傷をなめ合うような文化が当たり前でしたので、自己肯定感は低いくせにプライドだけは高かった自分はその空気を嫌って界隈になじむことができず、細々とネット上の親しい人にだけ創作を見てもらうような環境で過ごしてきました。


そして仲の良かった相互フォロワーを追いかけてメタバースを始めたことで、オタク人生に転機が訪れました。

2023年の終わりに、とある車好きのかたと仲良くなり、その当時興味はあっても車の事なんか一切知らない自分に車を知るきっかけを作ってくれました。

そこから、車のことを調べるうちに本当に奥が深い世界だということを知って、どんどんとのめり込んでいくことになります。

2024年の2月1日に、とうとうその時がやってきました。

車への解釈を深めたい、その思いで自分にとって最初の車擬人化である、NBロードスターの擬人化を描いたのです。

そこから、だんだんと擬人化を増やしていき、ほぼ毎日夢中で車のことを調べて1車種ずつ興味のある車(スポーツカー)を擬人化していったのでおそらく1か月で20車種以上は車を知って擬人化をしました。

自分でも去年のそのハマりようは異常だったなと思うのですが。

そして3月1日に、その擬人化たちにちゃんとした物語を作ろうと思い、生まれたのが『よつわ車交館』です。

車自身が、わたしたちドライバーに自分たちのことを教えてくれて、車がもっと好きになるきっかけを作ってくれる、そういうエンタメがあったら最高だなぁと思ったのです。

2月に擬人化を始めたあたりで確か新設の創作用アカウントを作ったのですが、当たり前ですがただの軽自動車に乗っていて車界隈にツテなんかない自分の車擬人化を見る人は1人もおらず、絵をアップしたところでいいねがつくことはありませんでした。

それでも、車好きの友人ただ1人が擬人化の解釈をいいねと言ってくれるだけで、夢中で創作を続けていました。


2024年5月になり、メタバースで出会った創作活動グループの仲間に参加させていただいていたので、活動をするためのアカウントとして『きたジョー』のアカウントを作り、そこで継続して創作をしているアピールとして擬人化創作をアップすることにしました。

最初は誰にも見向きもされませんでしたが、偶然愛車を擬人化している方のアカウントを発見してフォローしたところ、その方経由で擬人化をしている方が複数名見つかり、そこから1年の間でだんだんと創作を見ていただける機会も増えて、FF外からわざわざ創作を見ていたというお言葉とともにファンアートまでいただくこともありました。

活動していて本当に幸せでしたが、ただ自分の言いたいことが我慢できない攻撃的な性格がふと出てしまうこともあり、車界隈というものがニガテで好感を持てないという本音を吐露してしまうこともあり、仲良くさせていただいていた方がおそらくそれをきっかけに離れて行ってしまいました。

これは全面的に自分が悪いですし、そもそもSNSにおいてお別れなど普通のことなのですが、自分はそれがすごくショックで数か月ずっとそれを引きずってしまいました。

また、車関連の絵がFF外まで伸びたことで一気にフォロワーが増えて、でも大半は自分が好きだからではなく界隈のコンテンツのひとつとして自分を消費しているだけなんだ、という思考に陥ってしまい、創作活動として客観的に見れば軌道に乗っているはずなのにどんどん考えがネガティブになっていってしまいました。

界隈に身を置きながら界隈に好感を持てない(しかも大事な人を不快にさせた)、見られているのは自分ではないとネガティブになってしまう……という状況に、このままではよくないなと思い、2025年9月をもってSNSでのオープンな創作活動をやめることにしました。


ただし自分の活動記録として、ごく親しい人と繋がっている非公開アカウントと、このポートフォリオの掲載だけは継続することにしました。

オープンなSNSと違ってポートフォリオは反応はもらえませんが、そういうものとして割り切れるので公開を続けます。

たくさんの“いいね”は失いましたが、それでも続けて応援してくれる存在に助けられながら創作自体は続けていこうと思います。



10年ほどのインターネット上での活動を経て、あくまで自分は「持たざる者」であり、エンターテイナーとしての振る舞いはできないなと思いました。

誰かに認められる創作者になることに憧れがあった自分にとってつらい事実ですがそれでも創作は続けたいですし、オープンな創作活動そのものはとてもいい経験ができたとポジティブに捉えて、自分のための活動に前向きになろうと思います。