かれゆく世界に祝福を
消えぬ悲しみに断罪を
──意識の途切れる間際に聞こえた、彼女のか細い泣き声が本物だとしたら、俺はもうそれだけで幸せだった。
掃き溜めのような街で生きる少年シアンと、彼と一緒に暮らしている少女、スプリングの話。
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