沢根に誘われるがまま、奏鳥は音楽アプリで電子音楽を聴くことに。初めて聴くジャンルの音楽に夢中になっていると、その中で一際異色な楽曲を耳にした。『ピアノが死んでしまった』──崩壊するようなその楽曲は、とある人物が最後に残した遺作だった。
133
天上デンシロック
大人には少し幼い。青春には少し遅い。