Fの一日一創作 Day1072
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「多くを語る必要はあるまい」
No.317 瑠川 塁須(るかわ るいす)。
皮肉めいた言動と、冷淡な口調が特徴の青年。身の回りに気を遣う余りに、その救いようの無さに絶望さえ覚えている。心理学について学んでいるものの、どこもかしこも曖昧な記述法に苛立ちを隠してはいない。それゆえに自分でこの道を切り拓くと決めている。口調は冷ややかでも、その心の底にはなにかの熱意が籠もっているのかも知れない。