柊(しゅう)と椿(つばき)は、双子の姉弟の親だった。
二人とも大学進学を機に家を出て、広くなった家にも慣れた頃柊と椿のもとに双子の訃報が届く。
葬儀を終え、四十九日を待つある休日の夫婦の一幕。
192