久遠の先 / Collapse
世界が終わります。
他のお話は自分が描いた絵とその時聴いていた音楽などから…つまり自分が起きている時に着想していますが、このお話だけは寝てる時に見た、あまりにも明晰な現実感を持った夢の記録をほとんどそのまま再構築する予定です。
このサムネは、その時の世界の色です。
起きてもまだ、感動していました。世界は終わりますが、人間にはそれを超える、何ものにも真似できない力があるのです。
彼らの生命は残らずなくなりました。ですが、彼らは最後の最後まで「人間であること」で、この世界のどのような力にも決して破壊できないものを持ち合わせていることを証明したのです。
この話だけは自力で発想することも何かから連想することも不可能だろうから、神さまが直接私の脳内に送り込んだんだろうな…と思っています。
それほど、私一人の人生でたどり着けるとは思えないほどの究極の「結論」であり、人間とは何かという本当の本質を教えてくれた夢だったのです。
そしてそれは、絶望ではなく、希望でした。
世界の終わりは絶望ではなく、死は終わりではない。それを伝える、ショートムービー。
ものすごく不思議なのに、驚くほど腑に落ちる光景でした。
この話だけは、さすがに他の全ての話を描き終えた最後に描くと思います。
でも、これを伝えないと私は死ねないと思うので、なんとか必ず辿り着きたいと思います。