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2025.08.17 06:12

【小ネタ】『惑溺幽囚』の風景描写について

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いつも拙作を読んでくださりありがとうございます。瑛です。


今回は『惑溺幽囚』の小ネタを語ろうと思います。お付き合いください。



私、花が好きです。色とりどりに咲き誇る花や、生き生きと生い茂る草や樹木の力強さが。

それからクラゲも好きです。水中をふわふわと漂う儚さやひらひらと揺れる可憐な口腕も。


そして、一生懸命に生きるその生命力を遺憾なく発揮するあまりに獲得してしまった毒性も大好きです。


はい。私、毒と言われるものが一等好きです。


『惑溺幽囚』で言うと、『水魚の誓い』と『好んでその毒に溺れている』で花が咲いている描写をした気がしますが、それは単に風景描写のためではなく、その花に毒性があることもわかっていて書きました。


単純に何月と書いても読む人によって想像する風景は様々ですから、どんな花が咲く頃と書いたほうが私が想像している景色を伝えられると思って。

そこに伏線や暗喩を込めてわざと毒性のある花を選んだりしています。花言葉を重視することもありますね。オタクは花言葉が好きなので。


何だか聞き慣れない花の名前が出てきたな? と思ったらそういうことです。そういうところも楽しんでもらえたら嬉しいです。



クラゲはその可憐さや毒性を弊ルク転ライラ・マーレのイメージにしていて、彼女の守護霊はハコクラゲという毒性の強いクラゲです。

いずれ守護霊についてもお話の中で書けたらいいなと思っていますが、闇魔法を使うと守護霊の魔法は使えなくなるらしいと聞いた気がして、無理なのでは? と危惧しています。いざそのときになったらちゃんと調べます。



『惑溺幽囚』は毒々しい愛と依存と執着にがんじ絡めになって、二人で溺れて逝くお話ですからね!

引き続きお楽しみいただければ幸いです。