公開投稿
2025.10.09 17:55
過去絵録|素敵な味わいアニマルずシリーズ【那虎あお】
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こんにちは。お絵描きクリエイターの那虎あおです。
いつもご支援ありがとうございます。
先月の4日間で過去絵を投稿いたしました。
みなさま、感想やリアクションをくださりありがとうございました。
今回の記事では、その過去絵4枚についてお話ししたいと思います。
こちらの無料版では、「素敵な味わいアニマルず」シリーズのエピソードとテーマ、コンセプトのお話などをしをします。有料版の「がおがお応援プラン」では、無料版の内容に加えて「制作までの流れ」や「裏テーマ」についてのお話をします。
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無料版の記事では、次の順でお話ししていきます。
1、「素敵な味わいアニマルず」シリーズとは?
2、テーマ「どうぶつ×スイーツ」について
3、コンセプト「色彩で楽しませる美味しくて可愛いイラスト」
4、今回掲載した4作品についてのエピソード
5、まとめてみての感想
少し長くなりますが、よろしくお願いいたします!
1、「素敵な味わいアニマルず」シリーズとは?
こちらのシリーズは、2025年3月16日に開催された「どうぶつ×スイーツ展」で頒布するポストカードのために描かれたイラストです。イラストを味わって楽しんでほしいという想いから、「素敵な味わいアニマルず」と名付けました。4作品でひとつの大きな作品群となります。
2、テーマ「どうぶつ×スイーツ」について
「どうぶつ」と「スイーツ」が描きたい。このテーマの出発点です。
ふたつのモチーフは癒されるもの同士で癒されるものの掛け合いから、さらなる癒されて楽しめる作品をつくれると思いこのテーマになりました。また、色彩をメインにした作品制作をしたいという気持ちもあって、今回はほぼ主線表現を使わない表現を使用しています。
3、コンセプト「色彩で楽しませる美味しくて可愛いイラスト」
見ることで感じることを味わってほしい。コンセプトはこうして出来上がりました。
色彩で描く「どうぶつ」と「スイーツ」の絵が描きたいと考えました。そんな時に、「この色から飛び出てきそうな動物は、何のスイーツが似合いそうか」という視点で2つずつ代表するモチーフを選びました。
作品を見てくださる人に色彩豊かなポストカードを見てもらうだけでなくて、「この動物とこのスイーツは、こんなところが似ている!」と楽しんでもらえたら嬉しいです。
4、今回掲載した4作品についてのエピソード
では、その4作品を描いた時のエピソードと共に見ていきましょう!
まずは「うさぎショートケーキ」です。(作品ページ)
こちらの作品は、1番最初に頭の中にあって、最初に描いた作品になります。
うさぎと生クリームの白さって、親和性があるなと思って、そこから始まった作品になります。つまりは、この作品を描くために、シリーズを描き始めたと言っても過言ではありません。
ケーキの断面図の中でも、1番可愛い印象のあるいちごのショートケーキ。それをを描くのがとても楽しかったです。
次は「たぬきロールケーキ」です。(作品ページ)
こちらの作品は、たぬきの色に大苦戦しました。元は黄緑色のたぬきになる予定でした。
一度完成した時に、明らかにたぬきの存在感が薄いとなったため、茶色のありのままのたぬきといえばのイメージ色を使用することになりました。
抹茶ロールケーキの黄緑と、ギリギリあう茶色を選べたのではないかなと思っています。また、ロールケーキを長いまんま食べてみたいという欲望をイラストに表現しました。満足です。
3番目は「きつねモンブラン」です。(作品ページ)
こちらの作品は、私の中ではとにかく挑戦した作品になります。
メインのきつねとモンブランを、同色にしても存在感を消さないような描き方を心がけました。
モンブランのクリームのまきまき感を綺麗に整えるのではなく、一本一本描いた手ブレ感を残することで、イラストの味わいにしました。モンブランの背景の構図もお気に入りです。
最後に「ぺんぎんガトーショコラ」です。(作品ページ)
こちらの作品は、ケーキ感を出すのに苦戦しました。
「ガトーショコラって、茶色すぎない?」と心配になりながら、どうにかしてガトーショコラ感を出すにはと、頭を捻っていました。粉砂糖とか生地とチョコのとろっとしたところの境目の色の違いを見せることで、なんとかチョコケーキ感は出せたのではないでしょうか。
粉砂糖の白さが良いアクセントになった作品で、お気に入りの一枚となっています。
5、まとめてみての感想
私の作品は、アイディアをストレートに伝える作品が多いです。しかし、今回の作品は、「かわいい!けれどこれは、なんだ?」を程よく忍ばせる作品だったのではないでしょうか。
なぜそんな作品になったのかと考えてみれば、連想することが大好きだからです。それを、体験してほしいと思いました。
私のキャラクターデザインの多くは、共通点を見つける連想ゲームからなっています。例えば、りんごといえば丸い、赤い、うさぎのカッティングと、様々な言葉を連想していきます。その言葉が意味するものと、りんごは、共通点があるということです。つまり、近いといえます。近いものほど親和性があると考えているため、組み合わせる素材としてはぴったりなわけです。
このぴったりを見つけて、新しい感覚に再構築すること、そこに私は絵を描くことの楽しさを感じているのです。これを体験してもらいたかったのでは、と考えています。
この作品を見て感想を持っていただけることは、とても嬉しい点でもあります。
「この部分とこの部分が、ピッタリな感じがある!」
そんな感想を持っていただけたなら、さらに嬉しいことだと感じます。
有料版では、制作の流れと裏テーマについても話していきます。(有料版はこちら)
ここまで読んでくださりありがとうございます。
ぜひ作品ページでも、作品を見ていただけたら嬉しいです!
それではまた!
那虎あお(2025/10/09)